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*宏光side
.
「はぁ。」
ほら、また。
ここんとこずっと、溜め息ばっかついてんの。
多分、自分では気付いてないんじゃない?笑
.
「おつかれっ!」
収録終わり、なるべく明るく声をかける。
「おー、ミツ。」
テンションが低い、のはいつものことか。
こいつ、オンとオフがやたらと激しいから。笑
「な、メシ行かね?」
「これから?」
「あたりめぇーよ。行くだろ?」
って半ば強引に誘う俺。
「うん、いいよ。行く。」
それから顔馴染みの、いつもの焼き鳥屋に来た。
「久々だな〜ここ来んのも。」
「たしかに。
っていうか、ミツとご飯来るのが久々じゃない?」
「まぁな。」
って話ながら、お疲れの乾杯を交わす。
·
「お前さ、最近なんか元気なくない?
Aちゃんもさぁ〜話したら、心配してたぞ??」
ってAちゃんの名前を口にした途端、
バッと顔をあげて表情を変えた。
あ·······やべ。
まずかったか···?
「Aと・・・会ってるの?」
って、今にも消えそうな声で俺の顔を見て
そう言ってきた二階堂。
「あぁー····」
敢えて、否定もせず、“ 偶然会った” ことも言わなかった。
「そっ····か。」
何でもない様な振りをしてるけど、
口はへの字に曲がっているし、明らかに不機嫌になってるぞ?
「何かあった?Aちゃんと。」
まぁ俺も、何も知らない振りをして話を切り出す。
「何かあったっていうか····
ご飯誘っても、最近ずっと断られてばっかだし、
なんかいつも連絡するのも俺からだし、、
もしかして、迷惑だったのかな···って。
そう思って、最近はもう連絡も取ってない。」
ここまで凹んだ二階堂を見たのは久々だったから、
これは相当ダメージ食らってんだな···ってのが分かった。
ただ、本当の事を知ってるとはいえ、
軽率に話すわけにはいかないし、、
余計な真似は出来ない。
ましてや、二階堂はただ「友達として」仲良くしてた
Aちゃんが急に冷たくなって、
誘いにも乗らなくなったことに不満があるのか···、
はたまた違う理由なのか···。
それは俺には分からないから、
余計に口出しできない。
とりあえず、二人とも不器用で、すれ違ってて、、。
第三者の俺が、とてつもなくもどかしさを感じた。
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yuniko(プロフ) - Haruさん» 何のお話なんでしょう、、汗) 私も気になるぅぅ〜!(;;)笑。 キスブサオフショルのやつまだ見てないんだけど← タカシは露出とか色々うるさそうだなぁ...というか本当はそうであってほしい(という私の願望)(笑) (2020年7月9日 13時) (レス) id: 69d8cccbd8 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - やだぁ、なんのお話?!気になるぅー!オフショルに意見するタカシかわゆいー♪ (2020年7月9日 10時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - Haruさん» わわわ!Haruさん〜!ありがとうございます!!ニカ愛感じられますか?!嬉しいです(⊃-⊂)♪ 妄想はどんどん膨らむんですが、なかなか文章に起こすのが難しくて、、(それが小説←)でもまたぼちぼち更新出来るように頑張りますねぇ(;;)!! (2020年3月19日 1時) (レス) id: 69d8cccbd8 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - やって参りました!(笑)好きな設定ですぅ。nikoさんのニカ愛がとっても伝わるお話しだなって思いました♪これからアイドルのニカとどう仲良くなってくのか、気になりますねぇ(>_<)(うんうん) (2020年3月18日 22時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます(;A;)亀更新ですが続き早く書けるように頑張ります!!とても励みになります、ありがとうございます(∩´∀`∩)! (2019年10月14日 14時) (レス) id: 0448c098f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuniko | 作成日時:2019年9月10日 0時