不器用なキミと

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···············嘘。









いつもと変わらず仕事を終えてデスクを片付け、
｢お疲れ様でした｣って挨拶をしてさっさと帰ろうと
携帯を開いたら···········





ニカ久しぶり!元気?!
ニカ突然だけど!明日、ご飯でもどぉかな?!
ニカあっ、ほんとに突然だから、無理なら全然気にしないで言ってね!!




··········って、予想もしていない誘いに吃驚(びっくり)して
一瞬、時が止まったかのように固まってしまったのに。

連続で送られてきてるメッセージに思わず笑みがこぼれ
ニカって複数に分けて送るタイプなんだ····とか
こんな時に、そんな変な所に着目して嬉しくなる自分がいた。




あぁ、でも。どうしよう·········



いやっ明日は何も予定ないしもちろん行けるんだけど！


急すぎて色々、、女の子としての準備が、、！

やっぱり先週ネイル行っとくべきだった·······
あーマツエクもだいぶ取れてきてるし、、最悪。

女子力完全に低すぎじゃん、私の馬鹿！

って、イベント前とか特別に予定がある時ぐらいしか磨かない
自分の女子力のなさに腹を立てつつ、一呼吸おいて····

A久しぶり!明日、大丈夫だよ。


ってドキドキしながら返信をした。









―♪ピコン




ニカまじ?!良かったぁ!場所決まったら、また連絡するね!
ニカ時間は、7時からでいいかな?




Aわかった!うん、大丈夫だよ、宜しくお願いします☆


って送信しながらもう帰る足取りは軽くて、、
早急に明日の準備をしなきゃって家路を急いだ。

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