新マネさん ページ8
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「「「かんぱーい」」」
相変わらず壱馬は1杯目からガツガツ飲むのね。すごいわ。尊敬する。
アホと天然と私はいつも通りレモンサワーからちょっとずつ。
「僕Aさんいじめられないか心配」
「いじめ？なんでよ」
「だって女の子でしょ？“私の方が可愛いのにっ！”とかなりそう」
「みんなにベタベタしてるって妬まれたらこの立場全力で譲るよ」
「それは俺がやだ！」
「お前だけね」
ほんと、明日からどうなっちゃうんだろ。
マンガみたいなことにならないといいけど。
どうする？階段から突き落とされたら。
踊れなくなったら……。
結構真面目に笑えないわ、(笑)
「まぁ私に何かあったら3人が証言してね」
「そこは守ってねじゃないんですね」
「陸はともかく、なで肩壱馬ともやしの吉野には無理でしょ」
「なで肩、……。」
「失礼な、トレーニングでは俺が一番声出してますよ」
「確かに声は、ね(笑)」
「ゔっ、ぐふっ、って(笑)」
「そんなへなへなじゃないです！(笑)」
最初は渋ってたものの、やっぱり飲み始めたらもう楽しくなっちゃう私たち。
明日のことなんかすっかり忘れて、ポンコツスリボとワイワイ飲む。
「Aさん〜」
「壱馬、アホがもう出来上がっちゃった」
「あらら、抱きついとるし、(笑)」
「そろそろ帰ろっか」
「そうっすね。あ、待って、俺払う」
「やだ。お財布しまって」
「やです。俺らが誘ったくせにいっつもAさん払うじゃん」
「いいから、また今度ね」
「いっつもまた今度って言う」
「まこっちゃんと来た時奢ってあげて」
「それもいつも言う」
「んふ、聞こえなーい」
むすっとする壱馬に気付かないふりをしてお会計を済ませる。
「陸、起きて。吉野背負えるの陸だけだよ」
「……んー」
「珍し、陸が寝落ちするの」
「……タクシーで帰りましょっか」
「しょうがないなぁもう」
「今度は俺が払いますからねっ」
「んふ、はいはい、ありがとね」
壱馬にタクシーを呼んでもらっている間、私は吉野にちょっかいを出すことに決めた。
吉野の前髪を私の右腕につけていたゴムで結んで電話中の壱馬を笑わせたり、ムニッと吉野のほっぺたをつまんでみたり。
しばらく遊んでいると、パチッと吉野が目を開けた。
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課題しなきゃと思ってたら学校休講延長！
課題放り投げて明日も普通に更新しまっす。(学んでない)
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作者名：L
| 作成日時：2020年4月5日 18時
