一緒に ページ5
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5日間たーっぷり眠って、寝不足は完全に解消されたけど、ストレスがなくなった訳ではなかった。
寮に帰ってもまた寝られなくなって、すぐに睡眠不足に逆戻り。
そこで私は思いついた。
「……誰かと一緒なら寝れるんじゃね?」
誰がいいかな。
シングルベッドだし、ヒョロいかちっちゃいかの方がいいよね。
……あれ?そもそもこんな時間に起きてる人いんのかな。
私の思いつきは一瞬にして砕け散りました。ちゃんちゃん。(?)
でもそんな時、誰かがドアをノックする音が聞こえた。
部屋に入ってきたのは、
「……吉野、どしたの」
「……寝れないので一緒に寝てくれますか、?」
ほんっとに可愛くて可愛くて可愛い吉野。
今とは大違い。(なんで?!By吉野)
「いいよ、おいで。私も誰か起きてる人捕まえて一緒に寝ようと思ってたの」
吉野はふわっと笑って私のベッドに入ってきた。
そして向かい合って横になる私たち。
「あの、……」
「ん?」
「Aさんって呼んでもいいですか?」
「んふ、全然いいよ(笑)」
「じゃあ僕は北人でお願いします、」
「ん、北人ね」
満足そうにふわっと笑う吉野が、弟みたいでほんとに可愛かった。
私弟いないんだけどさ。
「今17歳?18歳だっけ?早いねぇ、上京してくるの」
「ふふ、Aさんはいつ上京したんですか?」
「私高校生までアメリカだったの」
「あ、そうなんですか」
「そ、だから帰ってきて、日本語勉強も兼ねてバイトしながらここら辺住んでた」
「へぇ……。アメリカにはダンスでですか?」
「んーん、親の転勤。でも、普通に英語の学校入れられた」
「えぇ、じゃあ英語ペラペラですか?」
「んー、どうだろう。もう帰ってきて3年ぐらい経つか」
小学校で英語の授業、とびっくりする吉野。
どっちかって言うと、帰ってきて日本語に慣れる方が大変だったけどね、(笑)
しばらく2人で喋っていると、だんだん眠たくなってきた。
さっきまでは私が話を聞いてあげてる感じだったのが、今は吉野が眠たそうにする私に気づいて、私の背中をトントン叩いている。
やばい、それめちゃくちゃ寝れそう。
「……おやすみ」
吉野のその一言を聞いて、私の意識はどこかに行った。
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寝起きで占ツク開いたらお星様が赤くなっててびっくり……!
ありがとうございます!
嬉しい、陸さんのもやましょーさんのも壱馬さんのもこれも全部頑張る!
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作者名:L | 作成日時:2020年4月5日 18時