◆007 ページ7
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智について行くまま着いた場所はそこそこ大きなビル。
「ちょ…本当に行くの？」
智「どんな女か確かめないと」
智がここまで言うから
実はちょっとおブスなのかな…とか
ちょっとポッチャリしてるのかな…とか
顔が大きめなのかな…とか
実は実はガサガサお肌なのかな…とか
勝手に悪い方向へもう1人の彼女を思い浮かべた。
・
「…っちょっと待って！私が現れたら修羅場にならない？」
正常な考えではない智のペースに引き込まれ、常識を見失ってる。
私は本来、智の彼女としてここに来てはいけない人間。
それなのに、堂々ともう1人に会いに行くって。
智「多分、大丈夫」
そう言って、社員さんに軽く挨拶をしながら正面突破をして行く智の後ろを
出来るだけ気配を消してついて行く。
智はまだ良いにしろ、部外者の私はここ入っていいの？
関係者以外は立ち入り禁止ゾーンだよ？
オドオドしながら豪華な扉を前に、暗証番号を打ち込む智。
「…智、何者」
智「バイトの中で俺だけ知ってんの」
「彼氏、だから？」
智「そ。ん、行くよ」
分厚い扉の向こうに、社長室へ繋がってるであろう短い廊下と扉がある。
3回ノックした後、開かれる世界。
ビンタされるかな。
メス豚って言われるかな。
泥棒猫って思われるかな。
ゲス者を見る目で見下ろされるかな。
智の話を全く信用してない心臓がドキドキと胸を打つ。
・
智「真子ちゃん、今いい？」
「いいけど、今日バイトだっけ？」
智「んや、急用」
2人の会話が遠く聞こえる。
おブスとか顔デカイとか肌ガサガサとか
智の助言で勝手に抱いた想像は颯爽と砕け散る。
・
「そちらの方は？」
・・・キレイな人。
社長。キレイな女性。年上。
この要素だけで泣きたくなった。
勝てる要素なんて探す気にもなれない。
智のバカ。
期待を膨らませないでよ。
・
智「もう1人彼女作っちった」
「…」
ああ、ビンタとか飛んで来たら…
・
「そう。智らしいわね」
智「…ほら、ビクビクしなくて大丈夫だっつの」
・・・何で、
私がおかしいの？
日本って一夫多妻制…だっけ。
常識が分からなくなる。
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もちお(プロフ) - みゆさん» みゆさん♪ ハマって頂けて光栄です( ´∀｀) 続き出来ましたので、ぜひご覧ください♪ (2017年1月8日 10時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
もちお(プロフ) - みきさん» みきさん♪ 10点満点ありがとうございますヽ(￣д￣;)ノ 続編の準備が出来ましたので、ぜひ読みにいらしてください♪ (2017年1月8日 10時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
もちお(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん♪ 続編作ったのでぜひ読みにいらしてくださいo(^_^)o (2017年1月8日 10時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 一回読んでハマってしまいました！続きが楽しみでしょうがないです！！ (2017年1月7日 20時) (レス) id: e237ee365d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 評価させていただきました。もちろん10点満点です!!更新楽しみにしています(o^^o) (2017年1月7日 15時) (レス) id: 6110900556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちお
| 作成日時：2016年12月10日 16時
