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「コンビニでプリン奢ってもらうから…」
和也「今日は “彼氏” と帰るんだろ？」
目の前のしてやったり顔をする男を睨みつけていると
相席していた隣の人が食べ終わり、入れ替わるように親子丼を持った智が隣に座った。
・
「親子丼の色と智の頭、似てるよね」
智「急に何言ってんの(笑)」
和也「こいつ宇宙人並みに意味分かんねえから、取り扱い気をつけてね」
“お邪魔虫は帰るとするか…” と綺麗に食べ終わった定食のお盆を持ち上げ “よっこらせ” と腰をあげる。
カズ吉は学生寮だからすぐに帰れる。
そしてすぐに来れる。
いいなあ…って羨むけど
“ルールが色々あってめんどくせえ” といつも羨望の眼差しを蹴落としてくる。
・
全然満たされないお腹。
隣の美味しそうな金色の親子丼を見つめる。
「いい匂い…」
智「いいでしょ」
「いいなあ…」
智「ああ〜、うめっ」
「いいなあ…」
智「大盛りにすればよかったかも」
「…」
智「ちゃんと口で言わないとあげねえよ」
私の視線は伝わってる。
心の内で思ってることも、真意も、知ってる上でこの対応。
「…ドS」
智「そんな俺が好きなんでしょ？」
「…ぶっ、？！」
サラッとこんなことを言うなんて
女の子の扱い、慣れてるな…。
・
目の前に差し出される、スプーンに乗った親子丼。
本人はあーんをしたがっているけど、以前ピザを突っ込まれた記憶が蘇ってなかなか口を開けられない。
智「要るの、要らないの」
「いる」
智「警戒しすぎな(笑)」
「だって突っ込まれるのは嫌」
智「あん時のお前マジぶっさいくだったもん」
「……ぶっさいくにしたのはどこの誰よ」
智「ぶっさいくで可愛かったよ、はい、あーん」
恐る恐る口を開けると、優しくスプーンが口の中に運び込まれる。
前置きが長すぎて少し冷めちゃってるけど、美味しいな。
食堂のレベルが高いのか、智が食べさせてくれたからなのかは分からないけど。
いや、現実的に考えたら間違えなく前者だけど。
智「美味しいって顔に書いてある」
私を見て楽しそうに “くふふ”と 笑う智のおかげだ、って
変なとこで現実主義な私でも信じそうになる。
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もちお(プロフ) - みゆさん» みゆさん♪ ハマって頂けて光栄です( ´∀｀) 続き出来ましたので、ぜひご覧ください♪ (2017年1月8日 10時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
もちお(プロフ) - みきさん» みきさん♪ 10点満点ありがとうございますヽ(￣д￣;)ノ 続編の準備が出来ましたので、ぜひ読みにいらしてください♪ (2017年1月8日 10時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
もちお(プロフ) - ゆかさん» ゆかさん♪ 続編作ったのでぜひ読みにいらしてくださいo(^_^)o (2017年1月8日 10時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 一回読んでハマってしまいました！続きが楽しみでしょうがないです！！ (2017年1月7日 20時) (レス) id: e237ee365d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 評価させていただきました。もちろん10点満点です!!更新楽しみにしています(o^^o) (2017年1月7日 15時) (レス) id: 6110900556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちお
| 作成日時：2016年12月10日 16時
