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Aクラス
栓「A！やったね！！」
1番にお祝いしてくれたのは翔也くん。
『翔也くんありがとう！』
笑顔だった翔也くんは、私の目を見て真顔になった。
栓「…うれしくて泣いたの？それとも…」
『…………碧海がね…下がっちゃったんだ…』
栓「そっか…」
(あ、やばい…また泣きそう)
顔を下に向けようとすると、ピンク色が私の視界を覆った。
翔也くんにハグされてると気付くには時間はかからなかった。
『翔也くん…』
栓「碧海の分も俺らががんばろう…」
「俺らが碧海にダンス教えて、」
「俺は碧海とAに歌を教わって、」
「一緒に成長していこう…」
そうだ、クラスが別れたって…下がったって…上がったって…
私たちは仲間なんだから…一緒に成長していけばいいんだ。
『そうだよね…ありがとう…』
栓「うん！」
「あ、絆創膏いる？」
え、絆創膏…？
『…怪我してないよ？』
栓「…たしかに、いらないか！」
かっこいい一面があると思ったら、やっぱり翔也くんは天然なのかな…。
川「Aちゃん！おめでとう！」
『蓮くんがダンスを教えてくれたからだよ！ありがとう！』
塩「蓮くん、なるのことすごい褒めてたんだよ〜」
益「あの子は絶対上がる！ってね」
川「ねぇ、恥ずかしいから言わないでよ〜」
『えぇ…うれしい…』
相「A…」
『こっちゃん…』
相「本当におめでとう…」
『ありがとう』
『…もしも一緒にAクラスになれなくても…』
『お互い支え合って、成長していきたい』
相「…そうだね」
(私の想い…届かなかったかな…)
W「それではAクラスの練習生の再評価を配ります」
上がってきた4人組は後ろで見守ることに。
(なんだかドキドキするな…)
W「それでは移動になった練習生は各クラスに移動してください。」
(各クラス…？)
(B、C、D、Fクラスにそれぞれいるの…？)
どういうことか考えていると、動いた人影が2つ。
(來良くんと……こっちゃん……)
相「A…さっきはごめん」
『謝らないでよ…』
相「ダンス教えるから…だから歌…教えてね
」
『もちろんだよ！』
2人が出ていった練習室はなんだか寂しさで溢れていた。
佐藤來良 A → B
相田奏美 A → C
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作者名：クラゲ | 作成日時：2020年1月28日 2時
