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「、、ん、？ Aちゃん、、？」
「へ、あ、ごめん！」
「眠い？」
ふと我に返ると
自担が無駄に綺麗な顔でこっちを覗き込んでる
だめだなぁ
1時間暇になったから
彼に会いに行った
ここ数日の雨で
泥がついてたから綺麗にしてあげた
死んだ人って
人の記憶から、まず初めに声から消えていくらしい
すっかり忘れかけてた彼の声
でも、
廉くんと出会って
蘇った
そのせいか
「A、大好き」
ここにくると、幻聴が激しい
いっそ、忘れた方が楽なのかななんて思ってしまうほど
私の中で彼の存在は
大きすぎる
「ずるいよ、、やっぱりずるい」
先に死ぬなんて、ずるい
頬を伝う涙を拭って
駅に向かえば
もう1人の彼がいた
キラキラの笑顔を見せてくれる彼は
やっぱりアイドルだし
いつでも私を照らしてくれる
廉くんは
瞬のこと、どう思ってるんだろう
なんでそんなに
ずっと笑顔でいられるんだろう
色んな感情が交錯して
苦しくなる
「なー、カラオケ行かん？」
「え？」
「行こう！」
どこまでも自由な人
でも
「キミはシンデレラガール〜♪」
ありえない
むり
くそかっこええやんけ！！！！
好きぃぃぃぃ
「廉くんやばいね！まじでかっこいい！！！！！！！！！」
「えー、ほんまー？！笑」
永瀬廉んんんん
好き！！！！！！！
「ねね、これ歌って！これも！」
「任せて笑」
贅沢すぎて涙出る
「よし！全部歌った！」
シンデレラガールはもちろんだし
カップリングも
koi-wazuraiも
本当に素敵
「あれ、これ歌ってないよ」
「それは、、、悲しくなるからやめよ笑」
びっくりした
彼が悲しくなると述べた曲は
「宙」
ーねえ何を捧げれば
ー時は戻るの
廉くんのソロパートの歌詞が
私の感情全てを歌ってる
「俺、実はお兄ちゃんを亡くしてて、
なんか、この曲、つらくなる、笑」
あぁ、なんか
安心した
私の愛した彼のことを
私と同じように未だに想ってる人がいる
もちろん彼は家族だから当たり前だけど
それでもやっぱり、なんか
嬉しかった
「お兄ちゃん、どんな人だった？」
「うーん、、なんでもできて完璧で、俺は何もかなわへんかった
でも、、、仲良かったから、、もっと一緒にいたかった」
目頭がジーンと熱くなる
よかったね、瞬
「あかんあかん！なんでこんな暗い話してるんやろう！笑
明るい曲歌うー！」
私以外の人の心のなかで
瞬がまだ生きている
そう確認できただけで
私は幸せだ
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ちはや - もう更新ってしませんか？ (2020年1月14日 22時) (
レス) id: 51621d3083 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん吉(プロフ) - もうすでに切なさが漂ってますね、、、。続き楽しみにしています(*´ｰ`*人) (2019年9月23日 2時) (レス) id: fbd78dfb1f (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 新作ありがとうございます！とても切ないお話になりそうですね…。更新楽しみにしています！ (2019年9月18日 7時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2019年9月17日 23時
