君 の 声

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「臣さん、聞いてくださいよ」


臣「なになに、なんでそんなにやついてんだよ笑」







この短時間で仲良くなれた事が嬉しくて


臣さんに全部報告した







臣「まじで？A謝ったんだ、よかった」


「しかもAちゃんに次は夜ご飯の時に来てねって呼ばれちゃいました」


臣「…すげえ」


「あ、あと同じ1月生まれなんすよ。俺とAちゃん」


臣「へえ笑」





それはどうでもいいわ、なんて突っ込まれて

でも臣さんに やっぱお前すげえわ、なんて嬉しい事言って貰えて

1人で喜んでたら 小森隼に言われた言葉を思い出した





「…あ、昼一緒に食べるんだっけ」





売店前に向かうと小森隼がいて





隼「遅いよ玲於〜」




なんて馴れ馴れしく言われた


院内食堂で2人で飯食いながらいろんな話をした






隼「玲於って心理カウンセラーなんだね」


「そう。お前は？」


隼「俺は産科」


「…産科医がそんな髪色でいいのかよ」


隼「カウンセラー楽しい？」


「無視かよ。わりとたのしい」







昼休憩の90分、ずっと喋り倒して




家が近いこと

出身大学も近かった事

ダンスをやってた事

そして何より気があう事





いろんな事がわかった






「…やべ、戻んなきゃ」





話し込みすぎてデスクに戻ったのは昼休憩修了の少し前だった









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