狂 愛

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Aside




仕事終わりに玲於くんと少しだけ電話して

暇だしご飯食べて行こうかな、どこの店行こう



ひとりだしカウンターでゆっくりできるところがいい

って歩いて店に向かってた時





「…臣、くん？」





私の目に飛び込んできたのは

臣くんと綺麗な女の人



ハナさん、じゃない

私とハナさんの他にも、いるの？




…臣くん、私の事好きじゃなくなった？





ただ立ち尽くす事しか出来なくて

遠くなっていく2人の後ろ姿、じっと見つめてた





私だけを見てて欲しいし

私だけのものになって欲しい




なんか、臣くんと付き合ってから私、変わった

こんな重い子じゃなかったし

狂気的な考え方もしなかった




どうして浮気なんてするの？

どうしてひとりの女の子と付き合えないの？

私ひとりじゃ、だめ？




そんな時、届いたライン





臣 ＜ 友達と飯食ってくるね ＞





…そっか、友達とご飯食べるんだ



私がそう信じてるとでも思ってるのかな、

ねえ、とっくに気づいてるよ？



だけど、言えない

言ったら私から離れていくから



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