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お詫びの品を各々に買って部屋へ渡しに行った後、私は夕食も取らずに一人で大反省会をしていた。いや、みんなに合わせる顔がないとか、なんとなくしょげて夕飯を食べに行かないとかそういう事じゃなくて、ただ単純に時間を見ておらずいつの間にか夕飯の時間が終わっていただけだ。
やっちゃったなあ、と思いつつどうせ明日は休みだし、今回の反省からの対策を考えていたら徹夜になることは明らかだったので夜食でもつまむかと考えていると、こんこんとドアのノック音が聞こえた。あらかた心配した誰かが来てくれたのだろう。
「はあい！ごめんなさい、ちょっと寝てたらご飯の時間過ぎちゃってました！夜食つまむので配食戻しちゃって大丈夫です！」
「…………A」
「………………………ノッ…！？」
適当な理由で心配させないようにと言葉を掛けたのだが、思わぬ人物の声が聞こえて名前の一文字目しか出てこなかった。な、なんで彼がここに？
いつもの声のトーンで「あけて」と言われたので、働かない頭のままドアへと近付きそっと開ける。隙間から見えたのは見慣れたスカーフ、視線を上にあげるとそこにはいつもの無表情なんだか笑ってるんだか分からないノートンさんの顔があった。
「…」
「…」
「…」
「…っえ、と、どうしたんですか」
扉を開けたはいいものの、ノートンさんはじっと私を見るだけで特に言葉は発さない。その綺麗な顔に見つめられるとどうも落ち着かなくって私から声を掛けた。
「……いや、夕食に来ないって特に君が大コケした試合のチームメンバーが心配してたから」
ま、またこの人は大コケ大コケって…。確かにそれは事実なのだが、何回も言われてしまうとさすがに凹む。
あとは、やはりチームメンバーに心配をかけていたらしい。ちゃんと時計を見ておくべきだったと思っても過ぎたものは仕方がない。今からでも遅くないから食堂に行こうかな。
「わざわざありがとうございます！やっぱり、食堂いってきますね」
「？ なんで？」
「んん？」
なんで…って、ノートンさんはチームメンバーが心配してるから安心させてやれと私を呼びに来たんじゃないんだろうか。首を傾げると同じようにノートンさんも首を傾げる。普通にあざといし可愛くて顔がいい人は本当に羨ましいなと思った。
「もうみんな部屋に戻ってるでしょ。明日でいいんじゃない」
「そ、それもそうか…。んん？あれ、じゃあなんでノートンさんここに…」
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フルリ(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！私も何回もコメントしていただけて嬉しいです…！とても嬉しい言葉をこんなにもいただけて書いている身としては有難い限りです(∩´∀`∩)次回作、公開致しましたのでぜひ！！お読みになってください！今後ともよろしくお願いします！ (2019年10月14日 11時) (
レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 全部最高でした！！！何回もコメントしてしまうのは初めてです…！面白いのもシリアスなのも言葉選びとか間がすごく好みで、読みやすくて大好きです！！！！次回作公開されたら絶対読ませて頂きます！！お体に気をつけて、がんばってください！！ (2019年10月12日 2時) (レス) id: 73f2a4f0cd (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 月光の狼さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月10日 7時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
月光の狼 - ﾁ~ﾝ(うわぁーめっちゃ上手ですよ！) (2019年10月3日 22時) (レス) id: 1da65a8f09 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！ナワーブくん私も推しなので気に入って頂けたようで嬉しいです、、！！もっとたくさん増やしていくつもりですのでよろしくお願いします！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルリ | 作成日時：2019年9月24日 20時
