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「イソップさんがどこでご飯食べてるとか知ってますか？」
「イソップくん？ああ、彼ならいつも配食を一番最後に取りに行って自室で食べていたと思うよ」
「あら〜…そこまでして人に会いたくないか…」
「はは、まあ彼にも彼なりの事情があるのさ」
誰にだって詮索されたくないことの一つや二つはあるだろう。私はその事情とやらは深く聞かずに、お礼をしたいのだけれどと相談した。イライさんとイソップさんが仲いいのかは知らないが、ここまで来たらついでに聞いてみよう。
「うーん、彼、人が苦手と言うよりも生者が苦手だからね。生きている人から貰うのは厳しいかも…？」
「…死ねと…？」
「ははは、面白いジョークだね。いや、でも君の手から直接渡すものなら貰ってくれるかもしれない」
「？？？」
なんにも面白くないが、何故か私から直接渡すのなら貰ってくれる可能性があるらしい。生者が苦手なのは人に不信感があるからだろうか？じゃあ手作りとかも要らない想像をして受け取ってもらえなさそうかな。ショップの既製品をあげよう。
色々と教えてくれたイライさんにお礼を言い、今日の夕食に来るであろうイソップさんへのお礼を買うためにショップへと向かった。そして後ろから一声。
「君の手から、だよ！」
イソップさんにお礼の品を買ったあと、私はみんなが食堂で夕飯を食べてる中、廊下でイソップさんのことを待ち伏せした。これでやっとストーカーみたいな日常から抜け出せる…。
すると前方から人影が見えたのでイソップさんかと思い声を掛けた。
「イソップさん」
「ヒッ」
その人影は私も驚くほど飛び上がりズザザザッと後ずさりするような音の後、ドンッと転ぶような音も聞こえた。…そんなに驚かせてしまっただろうか。あと声的にやっぱりイソップさんだった。
無闇に近づいて怖がられないよう、野良猫に接するようにその場でしゃがんで危害を加えないことを伝える。
「驚かせてしまったならすみません…あの、この前のお礼がしたくて」
「…Aさん？」
私の名前を覚えててくれたんだ。「そうです」と答えるとどこか緊張した雰囲気が緩まった。この廊下は食堂の扉を閉めてしまえば窓もないため光が差し込みにくい。相手の顔が見えなくて怖かったのかもしれない。
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フルリ(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！私も何回もコメントしていただけて嬉しいです…！とても嬉しい言葉をこんなにもいただけて書いている身としては有難い限りです(∩´∀`∩)次回作、公開致しましたのでぜひ！！お読みになってください！今後ともよろしくお願いします！ (2019年10月14日 11時) (
レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 全部最高でした！！！何回もコメントしてしまうのは初めてです…！面白いのもシリアスなのも言葉選びとか間がすごく好みで、読みやすくて大好きです！！！！次回作公開されたら絶対読ませて頂きます！！お体に気をつけて、がんばってください！！ (2019年10月12日 2時) (レス) id: 73f2a4f0cd (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 月光の狼さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月10日 7時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
月光の狼 - ﾁ~ﾝ(うわぁーめっちゃ上手ですよ！) (2019年10月3日 22時) (レス) id: 1da65a8f09 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！ナワーブくん私も推しなので気に入って頂けたようで嬉しいです、、！！もっとたくさん増やしていくつもりですのでよろしくお願いします！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルリ | 作成日時：2019年9月24日 20時
