本当のイクメン ページ50
『ただいまー』
仕事が終わり帰宅すると
『カレーか』
カレーの匂いがした。最近、というか結婚する前からだけどよくカレー作ってたよなぁ
『何カレーだろ』
ワクワクしてリビングに行くと
「おかえり」
『ただいま。碧は？』
「ヨギボー」
yogiboをみると、碧がご機嫌に遊んでいた
手を洗ってキッチンへ
『ん！おいしそ〜』
美味しそうなカレーだ
「今日はね、甘めカレーにしてみた」
『やった！』
辛いカレーよりも甘めカレーの方が好きなんだよね〜
碧「ああぁ〜」
おっと
『私見てくるよ』
碧をみにいく
『碧〜！ママだよ！ただいま〜』
碧を抱っこする
『あ、拓也さん』
「ん？」
『来週の予定なんだけどね、私、一旦実家に帰ってもいいかな？』
「え....」
おたまを落とした拓斗さん
「え！なんでなんで！」
必死だな笑
『親戚から碧の出産祝いが届いたんだって。
だけど、送るほどのものじゃないから、碧を会わせる予定で帰るのもありかな？って』
「あー」
納得して貰えたかな？
「来週仕事は？」
『調整して、金・土・日・月でお休みもらった。』
「4日間か、大丈夫だけど俺行かなくていいの？」
『拓也さんも仕事でしょ？そこまでしなくても私一人で行けるよ？』
「んー」
拓也さん、私の実家のこと気にするしな〜。気にしなくていいとはずっと言ってるんだけどね
「じゃあ、とりあえず1日休み取ってどこかで行こっかな」
え
『大丈夫だよ？それに私、いるけど何日か友達と遊びに行ったりしちゃうよ？』
「そっか....んー。じゃあ今回はやめとこうかな」
『たまには1人でゆっくりしなよ？』
「それはあなたにも言いたい」
私？
「産後すぐに復帰したし、不安。倒れないでよ？」
心配性だな
『大丈夫だよ。拓也さんがこうやって見てくれてるだけで助かるんだもん』
「俺、本当の意味でイクメンになるわ」
『お願いします』
パパ、イクメンになるんだって碧くん
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作者名：プーリー
| 作成日時：2022年11月27日 1時
