検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:71,114 hit

・・・musimegane94 ページ32




「あー、今頃Aとりょうはラブラブしてんのかーーー!」

隣の運転席で叫ぶてつや。

「Aの、あの幸せそうな顔。りょうくんじゃないと作れん顔だ。」

「くっそー、俺のちん〇ん見て幸せそうに笑ってた昔のAは何処へ!」

「あははっ、別に幸せそうではなかったけど?」


でも多分、今でもメンバーのちん〇ん見たら大笑いするのがAだけどね。


「俺ら虚しすぎん?リア充の手助けしてるんだよ?」

「確かに。可哀想だよね僕ら。」

「友達だから許される行為。」


ほんと、そういうこと。


「りょうくん、プロポーズ成功するかなー?」

「あ。そういえばりょう、この前名古屋でジュエリーショップ寄ってたの思い出した。あれは結婚指輪買ってたんだな。」

「なんでそこでてつやが勘づかんのか意味わからんけどね。」


りょうくんは僕らの知らんところで着実に結婚に向かって動いていたらしい。


「また寂しくなるなあ。」

てつやが正面を向いて運転しながら言った。

あれ、なんかずっと前の僕にそっくりだ。

結婚の話をAに持ちかけて、勝手に寂しくなったあの時の僕みたい。

しばゆーのこともあったし、結婚といえば僕ら的にマイナスなイメージは少しだけある。

でも。

Aが、それは違うと言ってくれた。

「Aは、岡崎生まれ岡崎育ち。今も岡崎じゃん。大丈夫だって。」


前にAが言っていたこと丸パクリだけど。


「そっか……そうだよね!」


てつやの表情が明るくなる。

「二人の結婚式、楽しみだね。」


僕がそう言うと、てつやも頷きながら言った。


「うん。」

・・・ryo95→←・・・*93



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月7日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。