オルゴール ページ37
tn side
「あっそうやA！」
『ん？何？』
ゆっくり俺の方に目線をくれて首を傾げる
そんな姿を見たら一気に鼓動が早くなって言葉が突っかえてしまう
はぁ…！可愛すぎやろ…！
ただでさえサラサラで綺麗な髪の毛でぱっちりとした目が可愛いのに…
少し頬を赤らめて首を傾げるなぁ！
tn「いやっ別に大した事やないんやけどさ！良かったらこれ…」
袋の中をｺﾞｿｺﾞｿと探れば手先に何か硬い物に触れた
えっどうしよ…今更やけど重く思われへんかな…？！
最後にちゃんと確認するべきやったなぁ…！
次々と不安な気持ちが混み上がってくるのを抑えきれず手が震えてきた
いやっ…せっかく声をかけたんや
今しかない！
tn「これ…何やけど……」
『…オルゴール？』
あぁぁ！やっぱり重かったかなぁ！
確かに風邪の時に貰ってもなぁって感じやもんな…！
他のプレゼントにしとけば良かったと後悔をしていると小さく回りはじめて眠たくなる様なメロディーが耳に入る
『嬉しい…』
tn「えっほんま？」
今、嬉しいって言ったような…
えっ重いやなくて？え？←
『…すっっごく綺麗な音だし柄も素敵、こんないい物貰っていいの！』
満面の笑みを浮かべながら幸せそうに白い歯を見せてくる
tn「えっ重いなとかキモイなって思わへんかった？無理してへん？」
『いやなんで人から貰ったプレゼントを文句言うのさ！失礼すぎでしょ！』
確かに…
そっれっにっ！とAはオルゴールを見つめて
『丁度欲しかったの、オルゴール！』
ありがとうね！と感謝の言葉が飛んできた
tn「なら良かったわ…」
『んふふ〜……うん…やっぱり綺麗…故郷を思い出すなぁ…』
tn「…」
『私ね…おばあちゃんが薬剤師だったの。
薬草を集めて何の薬が出来るかを研究したり、実験で作り上げた液体を飲んでどんな症状、副作用かを自分の身を犠牲にして症状を紙にまとめていたの。
そんなおばあちゃんに憧れてたんだ』
『もうおばあちゃんは他界しちゃったんだけどね…
私も人の役に立てる役職に就きたい思いとおばあちゃんのやり残した事をする為に科学者になったの』
『でも実際そう簡単にいく訳にもいかなくてね…嫌な事だらけだった。
そんな時おばあちゃんからオルゴールを貰ったの。見た目はとっても古かったけど音は綺麗だったな』
『って何かごめんね！急に昔のことを思い出しちゃって…』
tn「いや…大変やったんやな」
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メイプー(プロフ) - ゆきなさん» (*_ _) (2019年7月31日 9時) (
レス) id: ddf878743c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ぐっ！(´∀｀)b (2019年7月30日 11時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
メイプー(プロフ) - ソラネコさん» ソラネコ様コメントありがとうございます。ずっとこの小説を書きたくてうずうずしてましたw応援ありがとうございます。初コメおめでとうございます！ (2019年6月23日 23時) (レス) id: ddf878743c (このIDを非表示/違反報告)
ソラネコ(プロフ) - あの..メイプーさん...あなた,神様ですか〜！面白すぎますよ。しかも！クラレ先生も出てるじゃないですか。クラレ先生は小説にあんまり出てない小説が多いんですよね〜。だから、本当にありがとうございます〜σ(≧ω≦*)応援しています！あと、初コメゲット！ (2019年6月23日 23時) (レス) id: 848a1b8bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイプー | 作成日時：2019年6月23日 23時
