エピソードオブユー 9 《ハイキュー》

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ーエピソード 482ー




菅原の掛け声によって日向達も会話を終わらせ
澤村たちの方へと駆け寄ってきた


澤村「忘れ物ないなー？」


菅原「特に日向ー」


日向「はっはい、ばっちりです！」


記憶にある忘れ物での事件のいくつか
より慎重に自分の持ち物を持つ日向が可愛らしく見える
梟谷とはここでお別れだが、音駒はバスがある宿まで見送ってくれるらしい。特に猫又と烏養、そして武田で話し込んでしまったためだ。


木兎「一瞬だったなぁー、またなー！」


木葉「気をつけて帰れよー」


「「ばいばーい！」」


木兎に続いて梟谷は全員で烏野、音駒を見送っている
清水は白福達に手を振り、Aもまた大きく手を振っている。烏野、音駒の姿が少しずつ小さくなっていく

梟谷が烏野と出会ったのは夏休み合宿の時
1年も経たず最後の試合が終わってしまった
もっと練習を一緒にしたかった、そしてたくさん試合をしたかった

今までの練習風景や思い出がじんわりと浮かんでくる



木兎「おれさ、あいつら大好き！
もっと一緒にいたかったなァ！」



赤葦「やっぱり木兎さん死ぬんですか？」



木兎「だから、俺は130歳まで生きる！」



白福「まあ、また会えるっしょ〜」



木葉「あいつらが日本にいたら、の話だけどな」





最後まで見送った梟谷は風邪引きそうと、身体を震わせ、会場内へと入っていった
一方宿へと向かう烏野、音駒は、会場から歩いて数十分の宿へと向かっていた




静かにあるく月島、山口。何やら熱心に質問をしている影山、若干引いている夜久。
その後ろをわちゃわちゃと騒ぐAや日向リエーフ、西谷たちそしてそこに巻き込まれる孤爪、見守る黒尾

最後尾には猫又や烏養武田、
そして、澤村、菅原、東峰、海その他もろもろ
もうすぐ宿はそこなのに
未だ黒尾とAの動きがないことに
ウズウズとしていた時だった

楽しそうな話が続いていた時だった。日向の「あれ？！」という声が道路に響き渡る

何かと振り向くと日向は慌ててポケットに手を突っ込みまた体を触り何かを探している



烏養「おいどうした」


澤村「日向？」


日向「携帯…がない！」

木兎たちと集まった時靴紐が解けたため近くのベンチに座り、その時に携帯を手放したと言う
顔を真っ白にさせ今にも消えそうだ
またかよー、とため息をつくものが多数

しかし、この時顔を見合わせた澤村や東峰達


『私いってきます』


日向「そんな、俺！俺が行きます！」



澤村「A行ってきてあげて」



その言葉の裏腹には日向ナイス！という言葉が

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