【呪術廻戦】娘溺愛悟パパ【五条悟】 (ページ8)

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そのはちページ8

Aの誕生日パーティーの夜。
医務室で事務仕事を片付けていると、五条から電話が来た

硝「なに。Aもう寝たのか」

悟「うん、さっき寝たよ。すごい楽しかったみたいで遊び疲れたみたい」

硝「五条、Aは来年から小学生だろ。
...そろそろあの話、した方がいいんじゃないか」

あの話、とはAの母親についてのことだ。
事情を知ってるのは私と夏油、夜我学長と五条家のお偉い方のみ。
何の理由もなく、この日、この時間に電話してくるほど五条はバカでも暇でもない。
きっとこの話がしたかったんだろう

悟「...そうなんだよね。そろそろと思ってさ。
ほんと、五条家はさておきお前らには暗黙の了解で対応してもらって心底感謝してるよ」

硝「まさかお前から感謝の言葉が聞けるとはな。

あの時とは違う。成長したよ、五条もAも」

悟「Aが事実を知ったら、...呪力を制限できるのか不安がある。
成長したといっても、僕からしたらまだ幼い、かわいい娘だよ。
ただ、最近は母親がいないことに気付いてるけど聞いてはこないんだ。
その辺はアイツ譲りかな」

硝「...そうだな。
定期検診でのAの数値は今のところ問題ない。が、こればっかりは心のケア次第だな...
まあ、今の五条なら充分にケアできると私は思ってるよ」

悟「硝子さ、どうせ残業してんだろ？
...ありがとな。
Aも知っておかないといけないんだ。A自身のため、呪術界のためにもね」

五条は一人納得したようで、学生のころでは考えられないくらい落ち着いた声で言った。
一番はAのために。
私はあまり背中を押せた気にはなれなかった。

硝「じゃあ仕事残ってるしそろそろ切るぞ。
...なんかあったらすぐ言えよ。夏油や学長も私も、Aを自分の子どものように思ってるからな」

悟「ありがたいね。まあ僕とアイツの子どもだから、きっと大丈夫さ」

硝「フッ。決心固まったな、五条。

あ、お前相談料として今度叙◯苑連れてけよ。Aと夏油も」

悟「は？！なんでそーなんの？
...しょーがねーからいいけど。じゃあな」

硝「また輩口調戻ってんぞー。じゃあな」

五条がAに辛い真実を伝える日は、そう遠くないんだと思った。
事務仕事を一時中断して、一服しながら覗く満月にあの人を思った

＊
今回は硝子さん視点。
いきなりシリアスすみませ！
あえて出さなかったAちゃんママ、実は色々あります