ヤンデレの話。 (ページ5)

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青色の話。ページ5

4回目きんとき

Aは絶対に男は作らず、友達とも一定間隔の距離をもって、生きていくようになる。それは幼馴染であったきんときも同じ対象で、世間話はするけどそれだけの関係。平和な日常をすごしていた。だが、ある時からAは虐められるようになる。理由も分からず、聞こえてくる噂話は身に覚えのないものばかり、必死に弁解しようにも聞く耳持たれずエスカレートしていく虐め。暴力を振るわれればシャークんを思い出し体が震える。校舎裏で泣いていたところに来たのは幼馴染のきんときだった。きんときはAを慰め、否定せず肯定し、支えになった。そんな優しさに惚れ、卒業後告白、その数年後には結婚した。専業主婦になりほとんど家から出ない状態に。寿命を迎え2人で幸せに亡くなった。でもAは恍惚とした表情で言われたきんときの最後の言葉の意味を知ることは永遠に無かった。「最後まで気づかなかったね。“何もかも”」

(Aの悪口を流したのはきんとき。泣いていたところに来れたのも盗聴、GPSをつけていたから。部屋に行けば盗撮の写真が壁を埋め尽くすほど飾られている)

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