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雅「にぃと座る？パパと？」
パパを見た潤ちゃん。
雅「パパね」
パパに抱っこしてもらって座った。
一つ一つ、ふたをとって一緒に見るけど、
いやいやする。
デザートもザ・病院って感じのものが
並ぶ。
翔「潤ちゃん、これ甘いお芋だって、これにしたら？」
しぶしぶだけど、うなずいた。
エプロンは首の周りが締め付けられる感じがするのか
大嫌いらしい。
だから、首元にタオルだけ置いた。
雅「潤ちゃん、あ〜ん」
小さいけど口を開けてくれた。
雅「おお〜😵上手、モグモグしてゴックンしてよ」
口へお芋のペーストを入れると、一瞬嫌そうな
顔をしたけど、上手に食べた。
雅「なんだ〜とっても上手だね〜」
三口食べると、口を開けなくなった。
ひょっこり、顔を出してくれた和先生。
和「食べた〜？あれ、情けない顔してる〜
食べてないのかな〜」
潤「う〜〜〜ん」
雅「潤ちゃん文句言っていいよ、ちゃんと食べたからね」
和「あ、ホントだ‼やるじゃん、
これはどう？食べない？
今日のメニューね・・・デザートもいいのないでしょ。
真緑のペーストなんてね〜。
こんなの久しぶりでしょ？コンビニのデザート」
和先生の持っている生クリームののったプリンをガン見している。
和「これね、潤ちゃんにと思って持ってきたよ、好き？」
潤「う・・・ん」
和「じゃあ、これどうぞ。
潤ちゃん、みんなにいっぱいお話ししてね〜
うんでも嫌でも。
プリン食べる前にもう一口だけ、病院のご飯食べてね」
潤「う〜〜〜ん」
和先生がスプーンにおかゆのペーストをのせた。
和「あ〜ん」
口を開けない潤ちゃん。
和「あれれ、食べられないのか〜
じゃあ、プリンは研修医の先生にあげようっと。
食べて、寝る準備ができたら、お散歩に行こうと思って
たのにな〜ざんねん。コンビニも行こうと思ったけど」
翔「潤ちゃん、お散歩行ってコンビニだって・・・
行かないの？」
そわそわして、小さく口を開けた。
和先生がおかゆのペーストを口の中へ入れた。
和「モグモグしてゴックン」
潤「ふぇ〜😫」
和「うまいじゃん、プリンどうぞ〜」
プリンになるとよりスムーズに口を動かして、
モグモグしてゴックンした。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年9月17日 6時
