▽story9 ページ10
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晴「A〜帰ろ。」
「おぃーす。」
先程配られたプリント等をファイルに挟み、リュックに入れる。
そのまま肩にかけて晴菜のもとへ駆ける。
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慧「おー二人もう帰っちゃうの？」
晴「うん、お先っス。」
「オサキッス。」
"なんだよ、二人揃って〜。"
普段大きな目を細めながら肩を揺らして笑った。
「じゃあね」
なんとなくスカートのポケットからスマホを取り出すと【通知があります。】の文字。
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侑李＜正門で待っててね＞
あ、しまった。
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晴「どうしたの？急に止まって。」
「ごめん、用事あったの忘れてた」
晴「じゃ、早く帰ろっか。」
急いで下駄箱に向かう晴菜を見てると少し申し訳なくて、スマホを胸に押し当ててうつ向く。
「じゃなくて…！」
言っていいのかな？
いやいやいや、別に隠す必要もないしな。
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「侑李にね、本屋さんについてきてって言われてたの忘れてたんだ。」
下駄箱の扉を開けたまま私を見つめる晴菜。
晴「そ…そうなんだ！
なんかごめんね？私が誘っちゃったもんだから、言いにくかったよね？」
誘っちゃったもんだから。って晴菜は言うけど一緒に帰るのは日常てきな事で、歯を磨くみたいなものだ。
なのに、晴菜はまるで初めて誘ったかの平謝りをするばかり。
「違うの、晴菜は悪くないよ！
忘れてた私が悪いよ。ごめんね。」
晴「大丈夫大丈夫！じゃあ先帰るわ！」
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大「あ、いた！
A〜晴菜、一緒に帰ろうぜ！」
今まさに階段から降りてきた大貴が私たちの所へ来る。
「あ…私 用事あるから先帰ってて。」
大「ん？用事？」
最初は疑った様子だったけどすぐに「そっか、分かった！」っていつもみたいに笑った。
大「晴菜ぁ帰ろ〜！」
晴「うん！じゃあねA。」
ヒラヒラと手を振って二人が帰る背中を見つめた。
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侑「A〜、お待たせ！」
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まゆ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2016年9月5日 22時) (
レス) id: 6a06772fdc (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 通知が きてびっくりしました！もう完結になってるのね？確かに終わり方は ？でしたけど…… (2016年6月27日 23時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
いのありちねLOVE - まだですかぁー？？面白いから続きみたいでーす！！ (2016年6月27日 18時) (レス) id: 445df8c154 (このIDを非表示/違反報告)
りなちぃ - 更新まだですか？？とて も面白い 作品なので、すごく楽しみにしてるのですが。このまま終わるってことはありませんよね？更新楽しみにしてる人たくさんいると思うので、なるべく早く更新していただいたいです。頑張ってください！ (2016年4月16日 15時) (レス) id: 445df8c154 (このIDを非表示/違反報告)
yuki24(プロフ) - えー今気がついたんですけど 完結になってました！続くと思ってたけど…本当に終わったんですね (2015年12月9日 0時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつみ | 作成日時：2015年9月25日 19時
