▼story6 ページ7
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「…ぬあー！！」
晴「なに、どしたの？」
「..歴史の教科書忘れた。」
一瞬の沈黙のあと、盛大に笑った晴菜。
そんなに笑わなくてもいいのに、さ。
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その笑い声を聞いて近寄ってきたのは、侑李。
侑「なにしてんのー？」
「え？なにもしてないよ！」
晴「A、歴史の教科書忘れたんだってさ(笑)」
「…笑うなよぉ、ハルナ」
晴「なにゆえ、片言。」
人は忘れる生き物だから、しょうがないよ。
うん。そうだ。仕方ないんだ。
自分に言い聞かせて席を立つ。
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「…いいもん、大貴に見せてもらうし」
大貴と慧が仲良さそうに喋っている方へと足を向けた時。
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ガシッ
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強く、優しく引き留められた私の手。
ゆっくりとその方に顔を向けると、少しだけ微笑んだ様な侑李がいた。
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"どうしたの？"って聞く前に侑李が言った。
侑「仕方ないから、僕が見せてあげるよ」
「え？いいの？！」
侑李がそんな事言うの珍しいなって思ったけど、見してくれるって言ってるし一緒に見ちゃお。
そんな気持ちだった。
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晴「…大貴悲しむんじゃないの！？」
なぜか、カラ元気な晴菜の目はいつもより暗かった。
大「何の話してんの？」
「歴史の教科書忘れたんだけど、侑李と一緒に見よ！って。」
大「…ふぅん」
意味深な顔で侑李を見る大貴はどこか怒り気味。
慧「晴菜は持ってるの？」
晴菜を訪ねた慧はいつも同様、笑顔だった。
私と大貴と侑李。慧と晴菜。
それぞれみつめあう形になったまま流れる沈黙。
授業始まりのチャイムが鳴った。
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まゆ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2016年9月5日 22時) (
レス) id: 6a06772fdc (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー畑(プロフ) - 通知が きてびっくりしました！もう完結になってるのね？確かに終わり方は ？でしたけど…… (2016年6月27日 23時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
いのありちねLOVE - まだですかぁー？？面白いから続きみたいでーす！！ (2016年6月27日 18時) (レス) id: 445df8c154 (このIDを非表示/違反報告)
りなちぃ - 更新まだですか？？とて も面白い 作品なので、すごく楽しみにしてるのですが。このまま終わるってことはありませんよね？更新楽しみにしてる人たくさんいると思うので、なるべく早く更新していただいたいです。頑張ってください！ (2016年4月16日 15時) (レス) id: 445df8c154 (このIDを非表示/違反報告)
yuki24(プロフ) - えー今気がついたんですけど 完結になってました！続くと思ってたけど…本当に終わったんですね (2015年12月9日 0時) (レス) id: 30de297729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつみ | 作成日時：2015年9月25日 19時
