第31話 ページ33
そして次の日、私は万事屋と一緒に例の床屋でバイト……と言いたいところだけど、いろいろ耐えられないと思って辞退させていただきました。
ということでまたまた時間が進んでオタクサミットの番組シーンまで飛びます。展開早いとか言っちゃダメよ。
『そもそも、オタクがすべて引きこもりやニートの予備軍だという考え方は改めて欲しいですね。僕らの中にだって__』
テレビ画面に映る新八くんが、アイドル寺門通の親衛隊隊長として熱く自分の意見を語っている。そして……ああ、司会者が他の人に意見を聞いているのにしゃしゃり出てきた。銀さんも呆れている。
『あ、ちょっと異議があるんだけども、いいかな?』
出た。バンダナに袖の破れたGジャン、大きなサングラスをかけた、アニメオタク・トッシー!
『3次元にしろ2次元にしろ、叶わない恋をしているということにおいて同じ穴のムジナであって__』
『いやいやいや、それは絶対違う! 確かにアイドルと結婚なんてぶっちゃけ無理だよ! でも100%じゃないじゃん!』
『いや、ないよね。確実に』
『いや、なくはないよ!』
そうこうしているうちに両派閥は取っ組み合いを始めた。
「このトッシーってヤツ、腹立つアル! やれやれ!」
「おいおい、オタクのケンカとか見てられねーよ」
「結局録画できなかったアル。使えねーなコレ」
神楽ちゃんは新八くんを応援しながらまだDVDプレーヤーをいじっている。そりゃできないわな。入れようとしているのがVHSのビデオテープなんだもん。
「サイズ感的にどう見ても入らねえだろ! どっから持ってきたコレ!? ……ん? アレ? こいつ、もしかして……」
銀さんは、テレビ画面に映るトッシーもとい土方さんに気付いたみたい。
「銀さん、そのもしかしてだよ。その人は正真正銘、真選組鬼の副長・土方十四郎さん」
「や、やっぱり……!」
で、その後土方さんが万事屋を訪れる流れになるわけでして。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時