第22話 ページ24
攘夷浪士を全て倒してAの方に目をやると、何やら様子がおかしい。Aの目の前には先程俺が取り逃がした攘夷浪士が倒れていた。後で聞いた話では、傷はそれほど深くなかったらしいが。
俺はすぐAに駆け寄って声をかけた。初めて人を斬ったことで戦慄を覚えたという。
「今まで、こんな事なかった、から……」
震えるAを、俺はそっと抱き寄せた。
「とりあえず、今は落ち着きなせェ。姫様も心配してらァ」
そうしているうちに土方さん達が来てもろもろの処理をしてくれた。俺はAを万事屋まで送り届けた。
*
それから数日、Aは稽古を休んだ。近藤さんが配慮してくれたらしい。あの日の翌日にチャイナに会ったとき、こう言っていた。
「全然元気ないネ。ほとんど押入れにこもってるアル」
一週間ほど経ったある日、暇だから公園にサボりに行くことにした。いつものベンチでアイマスクを付けて横になる。
すると、ザッザッと足音が聞こえてきた。その足音はだんだん近づいてきて、俺の寝ているベンチのすぐ側で止まる。
アイマスクを外してみたが、横になったまま周りを見渡しても誰もいない。
「気のせいか……?」
身体を起こしてみると、背もたれのすぐ後ろでAが座り込んでいた。
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こんにちは、作者のyunami☆彡です。
なんと、ついに初めての順位がつきました。過去最高96位だそうです。
本当に今までご覧下さった皆様のおかげです。ありがとうございます!
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2019年 5月
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時