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64話 ページ31

目を開けるとそこはもうメソポタミアじゃなかった

ルリ『戻ってきた…此処に、英霊の座に』

懐かしい

そう思った

この特異点出現まで、聖杯に呼ばれるまで僕はどれだけの時間ここで時を過ごしただろう

いや、そもそも此処に″時間という概念はなかった″

でもまたここで長い時間を過ごす

それでいい

それでいいと思ってた

でも…

?「………やっぱり、ダメだった……」

声が聞こえた

誰かわからない

知らない

でも……僕の核になる魂が覚えてる

もうよく覚えていないけど

メソポタミアのために

ウルクの為に

戦ってくれた誰か

思い出せない

けど

ルリ『諦めちゃダメだよ……』

暫くここで休憩…ってしていたかったけど

そんなの、恩人の君に失礼だね

ルリ『待ってて…』










〜時間神殿〜

1度は諦めた

でも皆が来てくれた

細い細い糸を手繰り寄せて

それでも来てくれたそれが嬉しかった

マシュ「先輩!後ろ!」

愛「!?」

後ろに魔神柱がいた

愛「(死ぬ!)」

ザシュッ

痛みがなかった

恐る恐る振り返るとそこには水色と銀色の装飾が施された剣を持ったルリがいた

ルリ『何へこたれてんの?人類最後のマスターさん』

愛「ルリさん…!」

ルリ『ほら、立って。まだこれから……だろ?』

愛「はい!」

そう言い愛の背中を押した

当たりを少し見回した

ルリ『(……居ない、か)』

少し期待してしまった

彼がいるのではないかと

でも見当たらなかった

そりゃそうだ

自分が此処に来たのだって細い細い糸を手繰り寄せてきたようなもの

彼が来れるとは限らない

ルリ『…会いたかったな』

?「誰に?」

声が聞こえた

その瞬間、ふわりと後ろから誰かに抱きしめられた

ルリ『!?』

後ろを振り返ると

?「ボクも会いたかったよ…ルリ」

視界に入る黄緑色の髪

紫の目

彼だった

ルリ『……エル、キドゥ?』

エルキドゥ「うん」

ルリ『エルキドゥ…』

エルキドゥ「うん、ボクだよ」

やっと会えた

ずっと、ずっと会いたかった

ルリは我慢しきれずエルキドゥにギュッと抱きついた

ルリ『会え、た…ずっとずっと、会いたかった……!』

そう言い綺麗な涙をポロポロと流した

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ルサールカ(プロフ) - ヾノ≧∀≦)イエイエ!投稿ありがとうございます! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 77721c97a5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まあシャマシュならギルガメッシュを好きなんですけどね。連続投稿失礼しました (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャマシュはギルガメッシュやエルキドゥと関わりがありますし (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 主人公はバビロニア神話ならシャマシュ、他なら半神ならペルセウスっぽいですね (2017年12月2日 21時) (レス) id: be81dc0660 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ルサールカさん» ありがとうございます (2017年11月1日 23時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2017年5月22日 21時

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