泣いた先の向こう [鬼滅の刃] ″肆″

#86 ページ6

柱全員が赫刀になり、それに加えて愈史郎の目の能力を使う事で攻撃力アップは増した

不死川「(なるほど、この札をつけてる者同士は見えるわけか。面白ぇ、使えるもんは何でも使うぜ)」

風の呼吸 漆ノ型 勁風･天狗風

不死川のこうげきにより無惨の管が数本千切れる

悲鳴嶼「(僅かながらの余裕だが、戦力が増して集中出来る。透き通った感覚で無惨の体を補足すれば、戦いに有効な情報を得られるはずだ)」

しかし透き通った世界で見たむさの体内は驚きの構造をしていた

悲鳴嶼「(脳と心臓が多数ある!!信じ難し!!無惨この男!!臓器という複雑なものを、一個体の保有数をも超えて造ることができるとは!!これが…!!この男が頚を切断されても死なぬ理由。しかもこの脳と心臓、移動する!!位置も定まらず、攻撃の難易度も高い。いや!!しかし私と同じく透かして見える者がいれば)伊黒ーーーー、体を注視しろ!!見え方が変わらないか、他の者でもいい!!身体が透けて見えないか!!」

『(体が透けて…？)』

悲鳴嶼に言われた通り身体を注視する

脚、腕、胸

筋肉の至る所を見ていると、無惨の体の筋肉が見えた

『(これが、透けて見える…？けどそれより)脳と心臓が多数……』

ドンッ

瞬間

体に衝撃が走った

壁に叩き付けられたという事を理解するのに時間が掛かった

『(…早く、体制を立て直さないと)』

そう思い手に力を入れようとした時

ヌルりとした感覚が手に伝わった

ソレは紛れもない血

しかし自分の物ではない

『小芭内!!』

柱全員が吹き飛ばされた時

Aは無惨の一番近くに居た

小芭内が庇ったからこそ致命傷を受けずに済んだのだ

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