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#107 ページ35



「A、準備は出来たの?」

『うん!』

お母さんに言われて急いで玄関を出て走る

私は今日から大学一年生

小さい頃から調理師になりたくて、専門の学校に入った

『はぁ、はぁ…間に合った…!』

腕時計を見ると入学式と始業まで5分だった

正直入学式と始業式なんて興味はなかったけど

一応出来なきゃいけない

慌てて体育館に駆け込み椅子に座る

周りを見渡すと結構沢山の新入生がいた

『(結構男の人いるんだ、ていうか男の人の方が多い……あれ?)』

私の右斜め前の人に目が行った

男の人にしては少しだけ長い髪

そしてマスクを付けている

『(顔見えないけど、何か中性的な顔な気がする)』

「これより、入学式を終わります」

先生の声に気付いて視線を中央に戻す

入学式の後は自由行動

サークルの歓迎や勧誘可愛い沢山ある

色んなサークルがあるけど、私は勿論調理のサークルに入る

サークルの部屋へ入ると、新入生が少なからずいた

新入生は数名

後は先輩達ばかり

ドンッ

『あっ、すいません!』

?「いや、此方の不注意だ。済まない」

誰かに肩がぶつかって謝る

ぶつかった人の顔を見て、私はその人を見つめてしまった

そして、ぶつかった人も私を見つめていた

その人は入学式の時、私の右斜め前に座っていた人

頬に、温かいものが伝った

『(私、どうして泣いてるの?)』

【今日の味噌汁はとろろ昆布入りか?】

【勿論、入れないといじけるでしょ】

【いじけたりなどしない、俺は"A"の料理が食べられれはそれで満足だ】

【私も、"小芭内"に食べてもらえるの嬉しいよ】

あぁ

思いだした

私が料理を好きな理由

ずっと、"誰かに"食べてもらいたかった

誰か分からなかったけど

思い出せた

その人は私の手を握り、優しい眼差し手を私を見た

伊黒「約束通り、また一緒だ…A」









時は巡る

大切な人達と守った世界で

また、大切な人達の事を

思い出せる平和な世界に

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mayumi(プロフ) - ルサールカさん» これは・・・本誌の通りに夢主ちゃんと小芭内と蜜璃・・・●んじゃったんですか!? (2020年4月24日 19時) (レス) id: cebdef8e2f (このIDを非表示/違反報告)
愛莉 - コメント失礼します^o^凄く面白いです!応援しています!更新頑張って下さい! (2020年4月17日 19時) (レス) id: a922e9fda4 (このIDを非表示/違反報告)
ルサールカ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます!頑張って小芭内と幸せにします! (2020年4月8日 1時) (レス) id: 84986b9460 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 本誌の方ですが・・・ネタバレになりますが、この夢小説ではどうか夢主ちゃんと小芭内幸せになってほしい(T_T) (2020年4月7日 23時) (レス) id: cebdef8e2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの - コメント失礼します^o^凄く面白いですか!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年4月4日 18時) (レス) id: a922e9fda4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2020年1月29日 1時

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