肆__ ページ37
翌日
20名の隊士を連れたAは、一面真っ白な雪山に来ていた
麓の村に着いた時には遅く、村人は一人の男の子だけしか残っていなかった
『怖かったよね、皆を殺した奴は見た?』
男の子「うん…髪を一つに結んでて、刀を挿してた。目が、六つもあったんだ。山の方へ向かって行った……それで、それで、お母さんやお父さん達を……!僕だけ隠れて助かったんだ…」
震える男の子をAは抱きしめた
『もう大丈夫だよ、私達が悪い人を倒して来るから。…この子を本部まで、安全に保護しろ。気を抜くな、私は他の18人と鬼を探しに行く』
「はい!」
男の子を保護すると、Aは他の隊士を連れ山へ向かった
不幸にもその日は太陽がさしておらず、鬼でも動ける状態だった
山に入ったAは隊士達に手分けして鬼を探させた
『村人の血の乾きから見て時間はそう経っていない。見つけたら鴉を飛ばせ、そのまま私の所へ来い』
隊士に指示を出すとAも探し始めた
『嫌な天気だ』
カァー
Aの腕に自分の鎹鴉がとまった
鎹鴉「負傷者発見ッ!村人ッ!急ゲーッ!」
鴉に案内されると男性が倒れていた
『(この出血量、助かる確率は…)何があった?』
男性「ば、化け物…皆殺しに……西へ、向かった…!」
男性はそう言うと息絶えた
西
その言葉を聞きAは顔を青くし西へ走った
西には十人以上の隊士を行かせた
他数名はそれぞれ南と北へ向かわせた
つまり隊士の半分以上は西にいる
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華夜(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品とても面白くて、毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!応援しています! (2019年11月29日 6時) (レス) id: 2f0d099fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月29日 1時