検索窓
今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:63,784 hit

#55 ページ12

柱稽古が始まり、Aの所にも隊士が巡って来た

Aは宇髄、甘露寺、時透の後

つまり基礎体力が上がり、尚且つ柔軟性と高速移動が身についた隊士達を相手にする

「泣柱様の訓練って…」

「なんか、嫌な噂聞いた…」

「スゲェ精神削られるらしいぜ…」

そんな隊士達を気にもせず、Aは訓練の説明を始めた

『私の所まで来れて良かったな、おめでとう』

「(心篭もってねぇぇ!)」

「(棒読みだよ!)」

「(怖ぇ!)」

『私の訓練は敵への精神向上と表情抑えを教える。逃げ出した場合は更にキツイ訓練にする。戦場で心を死なせたくないなら、逃げ出すな。泣く時は、心で泣け。表情で泣いた瞬間お前達を木刀で吹き飛ばす』

「(殺されるぅ!!心以前に体が殺されるぅ!!)」

『じゃぁまず一番前のお前』

「はいぃ!」

『時透を突破したんだ、高速移動は出来るんだろう?』

「あ、はい」

『出来てるならよし、いくぞ』

カァン

隊士の持っていた木刀が床に落ちた

「え……」

『遅い。言っておくが、私は時透よりは遅いぞ』

「(全く見えなかった、どうして…)」

『で?』

「はい?」

『この程度か?このゴミクズが…!』

「ひぃぃ!」

『高速移動出来たというのは口だけか?妄想か?気持ち悪いなぁ。現実と妄想の区別くらいつけろ、弱者が。本当に上弦倒すつもりあるのか?ふざけてるなら今此処で、私がお前を吹き飛ばすが?』

「(精神削られる!)」

『ほら立て、木刀を拾え。そんなんでよく最終選別を合格出来たなぁ?私は不思議だよ。さっきの攻撃が真剣で、ましてや敵だったら死んでるぞ。見た限りお前は相当死にたい様だから、今から私が木刀で何回でも殺してやる。それから表情を抑えろ、恐怖が滲み出てる。敵に恐怖を悟られればろくな事にならない。分かったか?分かってないなんて事はないよな?』

「はいぃ!分かっています泣柱様ぁ!!」

#56→←#54



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 3.2/10 (161 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華夜(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品とても面白くて、毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!応援しています! (2019年11月29日 6時) (レス) id: 2f0d099fed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月29日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。