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#37 ページ38

『人の為に、何かをしたかったんだ。誰かの笑顔を見るのが好きで、だから好きでやってた。猫だってそうだ。言葉は通じないけど、手当をしてやると嬉しそうに鳴いた。漁のおじさん達は、私が海に落ちて溺れた時に助けてくれた。恩返しのつもりだった。それで皆が笑顔になってくれるなら、それだけで嬉しかった。自分の怪我や痣なんて、どうでもよかった。小芭内がいればそれでいい、両親に怪我を負わされても。痣を作ってしまっても、小芭内がいれば、何も辛くなかった。お前は私に会う度に、痛くないかと体を触った。………どうでもよかったんだよ、小芭内。お前がいてくれれば、辛い事なんてあってないようなものだ。だから、心配しなくても大丈夫。例え痣が出来てても、それは訓練や任務で出来たもの。両親に付けられたものじゃない』

伊黒「…そうか」

『何か暗い話になったな……そうだ、明後日から任務があるんだ。長期任務になってしまったけど』

伊黒「何の任務だ?」

『鬼が居るらしい花街に行く。宇髄の嫁3人と、中から探る』

伊黒「……中から?」

『あぁ、どうかしたか?』

伊黒「中からとはどういう事だ?」

中から

という言葉を聞いた途端伊黒の機嫌が悪くなった

『いや、だから…宇髄が客として探ったらしいが尻尾も掴めなかったらしくて。だからくノ一の嫁3人と私とで遊女として潜り込むっていう………小芭内?』

伊黒の背後から黒いオーラが出ていた

伊黒「駄目だ、断れ」

『いや、任務だから断るなんて無理に決まってるだろ?』

伊黒「宇髄の嫁3人だけで充分だろう。何故お前が遊女として遊廓等に行かなければならない」

『それは任務だから…』

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白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。(お節介すみません) (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます!正しくは累ですよ! (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月14日 21時

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