#38 ページ39
伊黒「遊廓がどんな所か知らない訳はないだろう。男に体を売る仕事だ。お前は俺の彼女だ、他の男に、ましてや初夜をさせられる等許さない」
『いや、小芭内?確かに遊廓はそういう場所だが、下の階級から花魁まで登れば男は簡単に近付けない。安心して大丈夫だ』
伊黒「……お前は分かっていないな」
『へ?』
伊黒「俺はお前が下心ダラダラの男が来る場所で、アレが目的で、女なら誰でもいいと思う奴も来る場所に行かせるのが我慢ならない。お前に下心で触った奴は鬼とみなして頸を跳ねる」
『小芭内、殺気が凄いぞ…』
そしてネチネチ感も凄い
伊黒「任務ならば仕方ない、だがお前は俺の彼女だという印を付けておく」
伊黒がそう言うとうなじにチクリと痛みが走った
『っ……心配し過ぎだ/////』
伊黒「お前は俺のものだ、誰にも渡さない」
2日後
任務出発の日
Aは伊黒の屋敷の門の前で動けずにいた
伊黒「いいか、男に触られるな。絶対にだ。下心を持った奴は極力避けろ。もし触られたらその男の名前と顔を覚えておけ。無理だと思ったら撤退という選択肢を頭に入れておけ。手を出されそうになったら斬り殺せ」
『…………小芭内、落ち着け』
伊黒「落ち着いていられるか…!」
『小芭内には悪いと思っている。でも言っている事が無理難題だ。遊廓という限り、男との接触は避けられない。手を握られるくらいは必ずある、そうでなければ遊廓には務められない。それから斬り殺せ、なんて無理だ。そもそも今回私は日輪刀を持っていけない。日輪刀を持っていたら潜入も出来ないし、潜んでる鬼が気付く』
伊黒「………」
しかし伊黒は依然納得していない様子
しかもらしくもなく少々落ち込んでいる様だった
『(しょうがないな…)小芭内』
伊黒「なん、っ!?」
伊黒の包帯越しにAの唇が当たった
『包帯越しでも接吻に違いはないだろう?これで我慢してくれ』
Aは伊黒の返事を聞かず走って任務に向かった
伊黒「……………………っっっ!!!!」
伊黒が悶えていたのを知るのは鏑丸だけだった
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白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。(お節介すみません) (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます!正しくは累ですよ! (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月14日 21時