三十九話 ページ40
＿＿＿＿海斗には決定力が足りない
その言葉に全員が驚く
まぁそれもそうだろう
だが海斗は自分の弱点としてそう話したことがある
決定力が無いからこそ走って走って粘る
だから相手の実力が高いほど試合時間は伸びる
その結果体力が化け物級の海斗が粘り勝ち
ということが多い
つまり相手の実力が高く,走らない相手ほど海斗は苦手とする
しかも前部長は決定力が無いという海斗の弱点を知っており,あえて海斗の得意な長期戦に持ち込む気だ
遥｢なるほどね反応が早ければ早いほど余計に走ることは無くなるから相手は体力を温存できる
でも海斗先輩は体力化け物だけど多分限界はある
今前部長は海斗先輩の体力切れ狙ってるってわけね｣
新｢嫌なプレーだね｣
信乃｢でも上手いからこそできるプレーだよ｣
龍輝｢それに前部長には決定力があるからな
他の実力が均衡してる今決定力に欠ける海斗の方が分が悪いだろう｣
……どうする海斗＿＿＿＿
海斗｢ッ……!!｣
花房｢相変わらず粘るな……!!｣
海斗｢それが取り柄なので……!!｣
激しいラリーが続く
花房｢っしゃ……!!｣
海斗｢……珍しいですねここまで感情を表に出して試合するの｣
花房｢…そうか？｣
海斗｢いつも飄々とプレーするイメージがあったので
湊先輩も……あ｣
花房｢……また湊が余計な話をしたのか｣
つい最近海斗が湊と試合をした時
湊は楓のことを『感情の起伏がない天才気質』と評していた
ピキっと青筋を立てる楓に海斗が謝る
花房｢…いやいい。元々彼奴に対しては反応したら絡まれるだけだからな
それに後輩相手に感情剥き出しにプレーすると怖がられかねない。だから普段は飄々とした自分を演じてるだけだ｣
海斗｢…俺たち全員部長達の事は慕ってますから怖がるなんてことは絶対無いですよ｣
花房｢……相変わらずお前はそういう事を恥ずかしげなく言うよな｣
海斗｢照れてます？｣
花房｢随分言うようになったじゃないか｣
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九瑠璃＠舞流(プロフ) - ワンにゃんさん» ありがとうございます！ゆっくりかと思いますがこれからも楽しみに待っていただけると嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ (2020年7月27日 6時) (
レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
ワンにゃん - 面白いです！これからも更新楽しみにまってます！頑張ってください！ (2020年7月17日 22時) (レス) id: ef2c77108f (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - こころさん» ありがとうございます！返信遅くなりすみません........応援のお言葉嬉しいです(*´ω｀*)これからもスローペースかもしれませんが楽しみに待ってていただけると嬉しいです！ (2019年10月30日 18時) (レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 久しぶりに新テニの小説見てこれいいなって思って最初から見ました！！続き楽しみにしてます！！ (2019年10月18日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
魔神 - 弧月は、天衣無縫の極みを使えますか。 (2019年6月10日 14時) (レス) id: 2a299f73c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九瑠璃＠舞流 | 作成日時：2018年11月28日 23時
