【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

卒業 最後の部活 ページ23

今日で俺らは中学を卒業する

「卒業生代表生徒会長戸塚海斗！」

名前を呼ばれた海斗はステージ上に上がり

弧月(…海斗)

堂々と答辞を述べる


新「ちょっと海斗先輩？話長いんじゃないの〜？」

弧月「…彼奴…」

思わず立ち上がると壇上から笑いが聞こえた

弧月「…海斗……？」

海斗「いや余りにもいつも通りだったからw」

口を抑えてクツクツと笑う海斗に俺もつられて笑みが溢れる

弧月(…確かにいつも通りだ)

…じゃあ短く話すよ＿＿＿＿＿＿＿＿＿




テニス部レギュラーメンバーはそのまま高等部に進学で

試験勉強が要らず引退の時期も遅い

つまり今日が俺達の中学最後の部活になる

後輩「あっ副部長ご卒業おめでとうございます！」

弧月「…あぁ…」

卒業式の後部室に行くと既に龍輝と千郷が居た

千郷「あぁA」

弧月「…入らないのか…？」

龍輝「新にまだ入るなって言われてんだよ」

チラッと部室を見ると中から流亜が出てくる

流亜「A先輩卒業おめでとうございます」

弧月「…あぁ…ありがとう」

どうやらまだ部室には入れないらしい

海斗「あれ？皆部室に入らないの？」

弧月「…まだ…らしい…」

しばらく３年で喋りながら待っていると中から信乃が出てきた

信乃「お待たせしました」

海斗を先頭に部室に入るとパンッと乾いた音が鳴った

そしてハラハラと上から何かが落ちてくる

後輩達「「先輩方！ご卒業おめでとうございます！」」

龍輝「おうありがとな！」

部室の中は飾り付けが成されておりいつもとは違うきらびやかな空間が広がっていた

その中でも特に目を引くのが入った瞬間

正面に見えた大きな生花だ

千郷「これは…二人が生けたの？」

双子「そーだよ」

新「特別サプライズって事で」

遥「ぎりぎり間に合っ…てない気はするけど僕ら二人の最高傑作」

ありがたく受け取ってよね〜と言って歯を見せて笑う二人

弧月「…あぁ…ありがとう…」



遥「…とは言ってもこれはただの前座」

新「本命は…ってわかってるよね」

双子「全員ラケット持ってるし」

海斗「まぁ去年も一応あったしね？」

そう言って着ていた制服を脱いでユニフォーム姿になる

勿論俺を含む全員が…だ

千郷「確か去年は嫌な先輩たちを皆でボコボコにしたっけ？」

龍輝「前部長副部長は最後まで強かったけどな」


新「だから今度は俺らの番！」

龍輝「受けて立つぜ！」

卒業 残せるもの→←百十三話　第一部[完]

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