【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

百十三話　第一部[完] ページ22

跡部「これをもって合宿は終了だ

全員何か掴めることがあっただろう」

解散の合図があり荷物を持ってバスに乗り込もうとすると

仁王「弧月」

弧月「…どうした…？」

仁王「ちょっと携帯貸しんしゃい」

弧月「…構わないが…」

鞄から携帯を取り出し仁王に渡すと手早く操作して俺に返した

仁王「俺のLINE登録しといたぜよ」

LINEの友達の欄には“詐欺師”の文字が増えていた


弧月「…仁王……この表示は…」

仁王「ピヨッ」

弧月「…いつでも連絡してくれ」

赤也「何やってるんッスか？」

弧月「…LINE交換をな…」

赤也「あっ俺も！」

すると他の人たちも集まってきてほとんど全員とLINEの交換をした

LINEの友達欄を見て思わず頬が緩む

テニス部と家族位しか登録されていなかったが30人近く増えた

海斗「嬉しそうだねA」

弧月「…当たり前だ…」

今回の合宿ではテニスの技術だけでは無く

他校との関わりの中で学ぶことが多くあった

特に去年までは無名に等しかった弧月中(うち)にとっては他校との繋がりはありがたい

来年以降も後輩たちがこの合宿で培った関係を大切にしてくれれば本望だ

双子「早くバス乗らないと置いてくよ！」

弧月「…口の聞き方に…気を付けろ」

双子「ちょっ…？！タンマ！！」

弧月「…問答無用」

バスには双子の悲鳴が響き渡ったがそれと同時に周りからは笑いが起こった


千郷「な〜んかようやくいつも通りってかんじ」

流亜「…それはいい事なんですかね？」

信乃「確かに新と遥はもうちょっと落ち着き覚えないとね(苦笑」

龍輝「まあいいじゃねぇか！」

新「良くないよ！」

遥「あ〜…頭痛い」

新「これ以上バカになったらどうしてくれるのさ！遥が！」

遥「はぁ？中間は僕の方が点数高かったし…！」

千郷「どっちもどっちじゃない？」

弧月「…お前ら…バスの中だから…もう少し…」

海斗「ほらほら他校に迷惑かけない

あと新と龍輝はちゃんと座ってね？」

賑やかな声の響くバスで揺られること数時間…

久し振りに見知った校舎が見えてきた


跡部「中々に楽しかったぜ」

白石「また良かったら大阪来てな？」

海斗「今度は観光で行ってみたいな」

弧月「……あぁ…良かったら…神奈川にも遊びに来てくれ」

バスに別れを言ってそれぞれが自分の家に連絡する



弧月(……これで終わり…か…)
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中途半端ですが一旦終了です

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