【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

百十二話 夜風 ページ21

色々あった肝試しも終了して部屋に戻り就寝準備をするが

怖がっていた三人はどうやら寝るのも怖くなった様で

三人とも俺の隣に来ていいかと言い出した

弧月「…構わないが…三人は無理だぞ…？

…仁王と遠山の…隣じゃ駄目なのか…？」

切原「仁王先輩は絶対脅かしてくるッスよ！」

弧月「…分かった…三人が…納得するようにしろ

…俺は少し…出るが先に寝ていて構わない」

特に何をするでも無いがラウンジでぼーっと外を眺めていると

？「隣いいか？」

弧月「…あぁ…構わない」

？「…で？こんなとこで何やってんだ」

弧月「…いや…特には…

…ただ夜風に当たろうと思っただけだ」

？「…そうか

まぁこの合宿お前は結構大変だっただろうしな

少しゆっくりするのも悪くないだろう」

弧月「…確かに…大変ではあったが…学ぶものも多かった…



…跡部の方こそ…どうしたんだ…？」

跡部「俺もまぁそんな所だ

同部屋が同部屋なだけに寝れなくてな…」

弧月「…じゃあ…この合宿中寝不足じゃ…」

跡部「アーン？…合宿の企画は俺様だからな

たまには他のやつが部屋にいて一緒に寝るのもいいだろ」

弧月「…そうか…なら良かった」

跡部は少し何かを考え込む様な仕草をしてからそれともう一つ…と呟いた


跡部「外に出たらお前が居たからな

…ついでに聞きたいことが2,3あるんだ」

弧月「…あぁ」


跡部「弧月…お前は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

弧月「……あぁ」

跡部「…やっぱりそうかなら卒業後は…」

弧月「……多分そうだ」


跡部「フン…あまり一人で背負うんじゃねぇぞ」

弧月「……え？」

跡部「…いやまだ思い悩んでいる様だったからな

さっきの事弧月連中は知ってんのか？」

弧月「…言ってはいない…が多分海斗は気付いてると思う…

…他は…分からないが…」

話を続けようとすると部屋の方から誰かが走ってくるのが見えた


向日「おい弧月…！って跡部も一緒かよ」

跡部「俺の話は終わった邪魔したな弧月」

弧月「…いや…」

ひらっと手を降って跡部は自分の部屋へ戻っていった

弧月「…それで…どうしたんだ…？

…布団の位置は…決まったのか…？」

向日「それは良いんだけどよ弧月が居ねぇと意味ねぇし…！」

弧月「…分かった…今行く」

百十三話　第一部[完]→←百十一話 1番の弱点

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す