【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

百二話 自分のプレー ページ11

？「通りすがりのイケメンだ(キリッ

おい少年たちさっきから見てれば…ちょっとやり過ぎじゃないのか？」

「うるせぇよオッサン！」

？「オッサンって…」

「コイツが生意気だから悪いんだよ」

弧月「……！」



頭にきて掴み掛かろうとしたら通りすがりのイケメンと名乗った男の人に止められる

？「どうせならテニスで決着つけな

勿論今度はお互いシングルスでな」

「…いいぜやってやるよ！」


突然の事にポカンと口を開けていると

それに気付いてか軽く腰を曲げて目線を同じにした

？「少年彼処で手を出すのはアイツらと同じ…

いやそれ以上に悪いことだ」

弧月「………はい」

？「それは分かるけど納得してないって顔だなw

それだけ大切な友達なんだろ？」

弧月「…はい」

？「じゃあ尚更テニスで決着を付けたほうがいい」

弧月「……先輩たちと…同じテニスをしろって…そういうことですか…？」

？「いや違う」

ポンっと優しく俺の頭に手を乗せて笑うと


？「なぁ少年テニス…楽しいか？」

弧月「……！」

海斗と同じ質問だった

弧月「…はい」


？「…そうか…

だがさっきの少年のプレー俺には辛そうに見えたがな」

弧月「……？！」

？「…少年は自分のプレーが定まってない

というより今まで教えられたことが全て身体に合っていない…違うか？」

ジッと真剣に俺の目を見てそう聞いた



弧月「……はい…多分」

？「じゃあ少年自身のプレーはどういうのだ？」

弧月「……分かりません」

？「…テニス始めて何年になる」

弧月「…今年で…4年目です」

？「それだけの間身体に合わないテニスを続けてきたのか

小学生だろ？お前の教えてもらってるところでは低学年と高学年一緒なのか？」

弧月「…いえ…分かれています」

？「じゃあなんでもっと伸び伸びとプレーしない少年


コーチから低学年のように縮こまったテニスをしろって言われたのか？」

弧月「……あ…俺…低学年です…」

？「…ん？」

弧月「…俺は…今年小3です」

？「えっ…マジで？」

弧月「(コクっ」

海斗の方を見て聞くが海斗も頷いた

？「にしては背が高いな」

ウチの息子に分けてやりたいといいながらマジマジと見られる

弧月「…あの」

？「おっと悪いなw

少年のプレーは少年自身が見つけるんだ

そうだな…一度伸び伸びとプレーしてみるといい


…テニスってのは楽しいものだぜ」

その言葉で俺の中の何かが弾けた



弧月「…＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

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