三十話 ページ33
荻「どうだった？」
アザミンが帰ってくるのを玄関前で待ってそう聞いた
「…あぁ」
アザミンはそれだけ応えると冷えるから早く戻るぞと言って
ドアを開けさっさと入る
「…ありがとな」
荻「うん」
「…お前のお陰で二人と話せた」
顔をこっちに向ける事は無かったけど頬が弛んでいるのは分かった
荻「どういたしまして！」
「…それと輝も兄貴もありがと」
輝「…別に」
悠「A…！なんて可愛いんだ！
ツンデレのAが俺にありがとうと…！
まさかそう言うとは思っても見なかった…！
願わくばもう一度！今度は“お兄ちゃん♡”と呼んでくれ…！
ビデオにきちんと撮るから…！！」
アザミンに詰め寄り次から次へと話を進めていく(一人で)
「調子乗んな阿呆」
アザミンはそう言って2階へ上がっていく
付いて行くと丁度階段の辺りに遥さんが立っていた
遥「お話は終わった？」
「…遥さんもすみませんでした
今までウチの家族のゴタゴタに巻き込んで…」
遥「いいのよ。それも含めて悠くんと籍を入れたんだから
それに…私も家族の一員でしょ？」
「そうですね」
アザミンが遥さんに軽くお辞儀をして部屋に入って行った
荻「にしてもアザミン良かったね〜」
「…そうだな」
荻「俺も力になれたかな？」
「…さっきお礼言っただろ」
荻「そうだね！」
葉一は嬉しそうに布団に潜り込む
荻「ふわふわ〜！」
お前は子供かよ…
荻「ねぇねぇアザミン！恋バナしよっ！」
「しねぇ」
荻「えー何で？したいしたいしたい〜！」
「お前は子供かっ！」
あっ…
荻「あー！アザミンがツッコんだ！」
「…うるせぇ
明日朝早えんだろ？早く寝ろ
ちなみに何時からだ？」
荻「6:30位？」
「じゃあ早く寝ろ
ウチから学校まで距離あんの知ってんだろ」
荻「えー！面白くない〜！」
「はいはい…電気消すぞ」
電気を消して自分の布団に入ると葉一がもぞもぞっと動いて近寄ってくる
葉一「どうしてもしない？」
「明日早いから止めとけ
そういうのは朝練が無いときな」
そう言えば葉一は“そっか”と言って微笑った
「…てか顔近い」
荻「いいじゃん。ね？」
「ったく…」
荻(…朝練の無いとき…かぁ〜…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！そんな事を言ってもらえるなんて光栄です！パスワードはryou1120です！気に入ってもらえるかは分かりませんが…（苦笑 (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 7847cbec94 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 初めまして。九瑠璃@舞流さんの作品にとても惚れ込みました!!これからも、がんばってください。突然ですが、【テニプリ】神奈川の強豪校【男主】のパスワードを教えてもらいたいです!! (2017年10月13日 20時) (レス) id: bfddf009d4 (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - ラハルさん» 返信遅くなりました…！そう言っていただけると嬉しいです！ 私もAO!!男主小説が少なかったのでこの小説を始めました これからも宜しくお願いしますね！ (2017年3月21日 22時) (レス) id: 39afc5e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
ラハル(プロフ) - 面白かったです！私もオールアウトの小説を書かせていただいてるのですが、男主の小説は見たことがなく気になって読んでいたらいつの間にか一気読みしてしまいました……これからも頑張って下さい！ (2017年3月20日 15時) (レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：九瑠璃＠舞流 | 作成日時：2017年3月15日 16時
