八話 ページ11
昼休み
いつものように本を読もうとしたらクラスメイトに呼ばれた
クラス「おーい薊！お前に用事だって」
「･･･俺に？」
扉を見ると昨日ぶつかった相手である荻葉一が此方を覗いていた
心の中でため息と吐き，渋々荻の方へ向かった
「何？昨日のことなら気にしないで
･･･倒れた原因ぶつかったことじゃないから」
荻「まぁそれも用件の一つではあったんだけど〜･･･
薊くんって何かスポーツやってたの？」
「･･･何で？」
荻「え？俺運動部だしそれなりに鍛えてるのに片手で引き上げたよね？
だから何かスポーツやってるのかな〜って思って」
「･･･何で荻くんに教えなきゃいけないの？」
そう聞くと“う〜ん･･･”と考え出した
荻「あっ！俺，薊くんと仲良くなりたいんだよ〜！」
【お前に友達なんてできるわけねぇだろ！この＿＿＿＿！】
ッ･･･！
「･･･へぇ。仲良くなってどうすんの
そのあと裏切って･･･楽しい？(ぼそっ」
最後の一文を耳元で低く，周りに聞こえないように呟く
･･･荻くんが悪くないのは･･･わかっている
するとピクッと一瞬固まった
「･･･なんてね。冗談だよ」
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荻「･･･どこからどこまでが冗談か分からないけど俺は絶対裏切らない
薊くんとは一回どっかで会っている気がするんだ」
ニコーッと笑う荻
(･･･奇遇だな。俺も何処かで名前を聞いたこと･･･)
荻「ね？友達にならない？」
その笑顔には何か不思議な力があるのだろうか？
俺はいつの間にか心を許しかけていた
【所詮“化け物”とは違うんだよ！】
「ッ･･･？！悪ぃ･･･これからは俺に関わるな」
返事も聞かず自分の席に帰る
それから次の日もその次の日も荻は俺に関わり続けた
朝も昼休みも教室に来ては色々話しかけている
放課後は部活があるらしく来られないと嘆いていたが･･･
俺はとことん荻を無視し続けた
荻と話すと何故か昔のことを思い出す
もちろん荻は何も悪くない
ずっと昔のことを引きずっている俺が女々しいだけだ
荻はあの手この手で俺と喋ろうとする
あいつは人気者だ
いつも誰かに囲まれている
友達がいないならまだしも，周りにはあれだけいるのに
何で荻は俺に拘り続けるのだろうか＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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九瑠璃＠舞流(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！そんな事を言ってもらえるなんて光栄です！パスワードはryou1120です！気に入ってもらえるかは分かりませんが…（苦笑 (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 7847cbec94 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 初めまして。九瑠璃@舞流さんの作品にとても惚れ込みました!!これからも、がんばってください。突然ですが、【テニプリ】神奈川の強豪校【男主】のパスワードを教えてもらいたいです!! (2017年10月13日 20時) (レス) id: bfddf009d4 (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃＠舞流(プロフ) - ラハルさん» 返信遅くなりました…！そう言っていただけると嬉しいです！ 私もAO!!男主小説が少なかったのでこの小説を始めました これからも宜しくお願いしますね！ (2017年3月21日 22時) (レス) id: 39afc5e5c7 (このIDを非表示/違反報告)
ラハル(プロフ) - 面白かったです！私もオールアウトの小説を書かせていただいてるのですが、男主の小説は見たことがなく気になって読んでいたらいつの間にか一気読みしてしまいました……これからも頑張って下さい！ (2017年3月20日 15時) (レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九瑠璃＠舞流 | 作成日時：2017年3月15日 16時
