恋愛の「れ」の字も知らない科学少年【Dr. STONE】

この気持ちは……？ ページ3

「まぁ、俺は知ってたっつーより先にAから聞いたんだがな」

「へー、そうなんだ。Aちゃんには敵わないな」

エヘヘと杠。

「本当だな！Aには、いつも俺が考えてる事がバレるからな！」

ガハハと大樹。
大樹君、君は分かりやすすぎるんだよ。Aさん、ちょっと心配……

「俺はな、前からお前らカップルになんかモヤモヤしてたんだよ。それをAに相談したら、推しなんじゃね?って言われてな。なんとそれがピッタリと俺の胸にハマったんだ！あん時はむちゃくちゃスッキリしたな。それで……」

うわ、出たよ千空のオタトーク。杠と大樹君の話は、科学の話並みにマシンガントークするんだよね……
ほら、杠と大樹君びっくりした顔で千空のこと見てるよ……

「……そこからAとは同じ推しカプ同士、情報交換してた。反応が面白くて唆りまくりだったわ。マジで早く付き合えよ!って、いつも言ってたな」

「う、うん」

思わず返事をしてしまった。まだ続くかと思ったが、どうやら満足したらしい。興奮しすぎだ、千空よ。

杠と大樹はどうなっただろうと思い見てみると、

「「推しカプ……?」」

と、初聞きらしい単語に、顔を見合わせ首をかしげていた。

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