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夏油から貰った[見えないものが見えるようになる眼鏡]を受け取る。
初めは必死に拒否するも、
ツギハギ男の異様な空気と、夏油の黒いオーラに渋々と受け取る。

受け取ったのを確認したツギハギ男は嬉しそうにAに抱きつく。

『うわぁあ!み、密です!ソーシャルディスタン!!!2m内に近寄るな!』

「うわぁ、必死!面白〜」

「Aの事、気に入ったね真人。」

「うん!面白いし」

『え?真人??』

「うん、俺の名前〜」

そう言ってにっこりと笑みを見せる真人。
その笑みが子供っぽく見える。

『えーっと、真人、さん?すみませんが離れて貰えませんか?』

「えー、やだぁ。あと【さん】はいらないし、敬語もなしね〜」

『おっけーわかった真人。あと五秒以内に離れないと、君にゲロをぶちまけるよ。』

「うわやっば!!!」

思わずAから離れる真人。
離れた事を確認したAは服を正してフウっと息を吐く。

「ねー、君の名前たしか、Aだっけ?そう呼んでいい?」

コテンと首を傾げてAを見つめる真人。
断れない様子にAは仕方がないというように

『いーよ。好きに呼んで。』

「やった!これからよろしくねA!」

『ストップ!これ以上近づくな!吐くからな!』

「えー」

ブーブーと口をふくらませる真人に、夏油は面白そうに見つめる。

「まさか、あの真人が人間を気に入るなんて……(ボソッ)」

『ん?何か言いました?』

「いや、なにも?……それじゃあ行こうか真人。」

「もう少しAといたいけど、仕方ない。じゃーねA!」

そう言って嬉しそうにAに手を振り夏油と共に去っていく。
そんな二人を異様な目で見つめていると、我に返り、慌てて家へと迎うAであった。


……


『……まさかこんなにも早く出会うとは……しかもなんで私のアパートに!??』

「Aの部屋ってこんな感じなんだ〜。」

「ふむ、こいつが真人が言ってた人間か……」

「______.ーー、〜_____。」

「ブー、ぶふぅ〜」

『え?ど、どちら様??え、え???』

「えっとね、こっちが漏瑚で、隣が花御、そして陀艮!」

『え、あ、よ、よろしくお願いします??』

「ふん!人間の小娘に宜しくされる気は無いわ。」

『ええ〜……』

「【初めましてA。私は花御、どうぞよろしく。】」

『ん!?頭の中に声が……んん!??』

「プゥー、ブプゥ〜」

『この子はわからん。』

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キラキラスパー - 楽しみにしてま〜す!!! (2022年9月23日 12時) (レス) @page13 id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
トキシグレ - 初コメ失礼します!こういう系統の話ちょー好きです!五条先生と主人公がどう関わって行くのかが楽しみです!更新頑張ってください!! (2022年9月16日 0時) (レス) @page7 id: 0d4193d534 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好きな作品だったので帰ってきてくれて嬉しいです\(^o^)/更新待ってます!! (2022年9月13日 18時) (レス) @page3 id: 8b674ee432 (このIDを非表示/違反報告)
一条夜半(プロフ) - 面白くなりそう…応援しています!頑張ってください! (2022年9月12日 22時) (レス) @page1 id: 1d0e18cd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華生 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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