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今日は午後からの出勤なため、
朝は少し買い物しようと外へ出る。

歩いているとふと、前にいる僧衣と袈裟の姿をした男性に目を向ける。
他の男性よりも背が高いことに思わず目を入ってしまうも、男性の懐から封筒が落ちる。

落ちた封筒を拾い上げて男性に声をかける。

『あの、落としましたよ!』

「ん?」

『ヴェエ……』

「え?なに?」

振り返った男性の顔を見て思わず顔を歪ませるA。
そんなAの様子に異様な目で見つめている男性。

『え、と、落とし、ました。封筒……』

「なんでカタコトなんだい?……まぁ、ありがとう。」

そう言って男性はAから封筒を受け取る。

『そ、それでは私はここで……失礼します。』

「ちょっとまって。」

『ブフェエ……』

「だからその声なに?」

男性から離れるように歩き出そうとするAを、思わず止める男。

目の前に男性の胸が遮った為、思わず変な声を出して後ずさる。

「封筒を拾ったお礼をしようと思うんだけど」

『いえ、大丈夫です。御遠慮します。』

「お茶だけでも……あと、せめて会話する時は目を合わせてくれるかい?」

『ギェエ……』

「だからなんなの?」

『なんでもないです私急いでいるので失礼します。』

「一息する間もなく言い切ったね……まぁ、遠慮しないでよ……ね?」

『う、あ、、』

「ん??」

笑っているが、背後からは黒いオーラを放つ男性に、断ることが出来ず、冷や汗の流しながらAは

『お、お茶だけでしたら……』

「そう言って貰えると嬉しいよ。それじゃ、行こうか。」

そう言って嬉しそうにAの腕を引いて近くのカフェへと向かう男である。

……

「なるほど、イケメン恐怖症ね……だから、見えないように隠してるの?」

『すみません……あなたが悪い訳じゃないんですけど、こう、イケメンを見ると吐き気が……』

そう言ってメニュー表で顔を隠すA。
そんなAの様子を面白そうに見つめる男性は、
Aからメニュー表を奪い取り顔をちかづける。

それに気づいたAは顔を真っ青にして口元を押え、

『ウップ……ソーシャルディスタンスです。密です……』

「重症だね」

そう言いながらも楽しそうに目を細める男に、Aは関わっちゃいけない人だと確信する。

「そういえば名前言ってないね。夏油傑、よろしく。君は?」

『えっと「ん?」柏木Aです。』

「Aだね。よろしく。」

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キラキラスパー - 楽しみにしてま〜す!!! (2022年9月23日 12時) (レス) @page13 id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
トキシグレ - 初コメ失礼します!こういう系統の話ちょー好きです!五条先生と主人公がどう関わって行くのかが楽しみです!更新頑張ってください!! (2022年9月16日 0時) (レス) @page7 id: 0d4193d534 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好きな作品だったので帰ってきてくれて嬉しいです\(^o^)/更新待ってます!! (2022年9月13日 18時) (レス) @page3 id: 8b674ee432 (このIDを非表示/違反報告)
一条夜半(プロフ) - 面白くなりそう…応援しています!頑張ってください! (2022年9月12日 22時) (レス) @page1 id: 1d0e18cd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華生 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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