こじらせ廉くん［番外編］ (ページ22)

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隠し事ページ22

廉side

　
『ねぇー、廉ー』

廉「ん?もう行くからぎゅー終わり」

離れたら“ぶぅー”って(笑

『今日何時?』

廉「今日遅番だからな～19時すぎかな」

『そっか、分かったぁ....』

廉「なんかあったんか?」

『んーん、なんでもない
いってらっしゃい』

廉「ふーん、、、なら行ってくるわ」

Aに見送られて出勤する。
絶対なんかあるよあの感じ。

いつも通り勤務を済ませて19時すぎに帰宅。

廉「あれ、電気付いてへん...」

寝とるんかなって思いつつ。

廉「A～、ただいま～」

シーンとするリビング。
寝室を覗くと少し膨らんでる布団。

廉「A?え、、、?」

辛そうな顔が目に入る。
とりあえず起こさんとな。。。

廉「Aー?ちょっと起きよ?」

『んんｯ、、、、ﾋﾞｸｯΣ』

ちょっと布団を捲っただけで反応がすごい。

廉「ごめんごめん、びっくりしたな
結構熱ありそうやけどいつからしんどかったん?」

『んーんｯ...』ﾌﾙﾌﾙｯ

廉「首振っても分からんよ、A
朝から?」

『、、、、ｺｸﾝｯ(涙』

目に涙を溜めて頷く。
そんな目ウルウルせんでも(笑

廉「隠してもしゃーないんに(笑
熱測らしてな」

『いいｯ、、(涙』

最初に発する言葉がそれですかAさん(笑

廉「体起こせるか?」

Aの体を起こして自分に寄りかからせる。

廉「体温計挟むよ?」

『んｯ....(涙』

ぎゅってされると大人しくなるA。

___ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

どれどれ、、38.5か。
高いなぁ。

廉「Aなんで我慢したん?
朝言ってくれたらよかったんに」

『だってぇｯ...廉くん忙しい..ｯ』

出ました、“廉くん”呼び(笑

廉「そんな気ぃ遣わんでええよ?
俺彼氏やで?」

『んんｯ....(涙』

廉「熱以外ある?喉痛いとか頭痛いとか」

『喉ｯ...』

廉「ん、わかったよ
どうするかな～紫耀はおらんしな～
じん出るかな、、、」

救命のじんに電話する。

___ﾌﾟﾙﾙﾙｯ

〈はい、神宮寺〉

廉「もしもし、永瀬だけど」

〈あー、どした〉

廉「Aが熱出してさ
手空いてたら診てもらいたいんやけど」

〈今なら大丈夫だよ、連れて来れそう?〉

廉「それはもちろん、向かうわ」

〈待ってる〉

廉「A、じん覚えてる?」

『んｯ....ｯてる』

廉「紫耀今いないから、
じんに診てもらうけど大丈夫か?」

『.....ｺｸﾝｯ』

隠してたことを根に持ってるのか
病院には行ってくれるらしい