番外編：僕らの夏休み 花火大会編 3 ページ44
ﾌﾞｰ…ﾌﾞｰ…
買ってきた食べ物たちをトントンと俺で取り分けていると、俺のスマホが震えた。取り分けをエミさんに代わってもらって、スマホの画面に目をやると、ショッピ君からの着信だった。
『もしもし？ショッピ君か？』
shp‹ショッピっす。先輩たちがようやく満足したらしくて合流したいんすけど、何処にいます？›
『あーおけ、今何処にいるん？』
shp‹綿菓子の屋台の前っすね›
『お、結構近いわ。えっとな、今俺ら花火見るとこにおるんやわ。飯も買ったからとりあえずナビゲートするわ』
そう言って電話越しにショッピ君にナビゲートすると、ものの数分でこちらに合流した。
sya｢お、結構ええとこやん｣
『グルッペンと大先生とチーノが見つけてくれてん』
zm｢お！結構食べ物も多いやんけ｣
『あ、ゾム。今日は食害なしや』
俺がそう言うと、明らかに残念そうに肩を落とすゾム。流石に今日くらいはな。トントンとコネシマがホッと息をはいたのは気のせいだろう、うん。
それからは俺らでは考えられないほど平和な夕食を取り、花火の時間まで雑談をしていた。
ﾋｭｰ……ﾊﾟｧﾝ…ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…
｢始まったで！｣
誰かの一言で全員が顔を上げた。視線の先に見える空は、先ほどまでの暗い青ではなく、たくさんの色彩で彩られていた。その光景があまりにも幻想的で、そして懐かしく感じ、目を奪われた。
gr｢…最後に見たのは、最後の建国記念日だったか｣
バリトンボイスの彼の声が耳に残る。そうか、懐かしく感じたのはそのためか。確かに、俺は生まれ変わって今日まで、一度も打ち上げ花火を見たことがなかった。見る機会がなかったわけでもないのに。
『俺も、生まれ変わってから一度も見てなかったわ』
懐かしみながら呟いた俺の言葉は皆の耳に届いたようで、各々同意してくれた。
gr｢諸君、よく聞いてくれ｣
そんな中、またもグルッペンの声が耳に届いた。全員がグルッペンの方を向くと、彼は花火を見つめながら続きを話し始めた。
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まーぶる(プロフ) - こちらこそ、よろしくお願いします!!! (2019年6月27日 21時) (
レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
Na-ru(プロフ) - まーぶるさん» ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2019年6月27日 21時) (レス) id: 4cf4765783 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - こんにちは!!実は、前の作品から見ていましたが……めっちゃ面白いデスね！これからも、更新頑張ってください!!! (2019年6月27日 21時) (レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
Na-ru(プロフ) - ロアさん» ありがとうございます!!! (2019年6月13日 21時) (レス) id: 4cf4765783 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2019年6月13日 21時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Na-ru x他1人 | 作成日時：2019年6月10日 20時
