貴方の背中を追いかけて-番外編・赤side-

10話 ページ10

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あれから、なんの変わりもなく時ばかりが過ぎていった。





いつも通りの日常。








A「しげ聞いてや！昨日な…。」








いつもの挨拶を交わし、
Aはどんだけ話の引き出し持ってんねんってくらい
毎回新しい話を持ってくる。



それを楽しそうに話すから、俺もつい�茲を緩めてまう。





束の間の会話を楽しんでいると、先生が来てHRが始まった。

Aとの会話を惜しみながらも俺は前を向く。



その時ふと、照史の言葉を思い出した。





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照「向こうさんがしげのことどう思ってるか知らんけど。」

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そう言えば…。

入学してからの付き合いやけど、
Aは俺のことどう思ってるんやろな？



いっそのこと聞いてしまえば、
好きですアピール少しはしやすくなるんかな？



聞いてみるのも少し怖いけど、一歩踏み出すためや！

よし、聞いてみよう！





HR終わって…

A「しげ〜！

お弁当忘れてきたから、お昼購買行くのついてきてや！」





重「なんや、忘れたんか？(笑)

しゃーないな。ついてったるわ。」





A「ありがとう〜！」








Aにはからかうかのように振る舞ったけど、
購買についてきてって言われた時、正直びっくりした。



絶妙なタイミングすぎひん？

よし、勇気振り絞って聞いてみるか！

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