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「A？Aは元気やで、今日はゲーセン行くとか言ってたけど…」
彼は少し目を細めて、嬉しそうにそう話した。
センラはAさんの話をする時はいつもこうだ。
でも自分から進んで彼女の話をしたがる訳でもなく、聞かれたら答えているというような感じ。
『へ、へー…あんまり家出たりはしないの？？』
俺の言葉にセンラは少し、本当に少しだけ眉を動かした。
でも次の瞬間には顎に手を当てて「そうやねえ」と考える仕草をした。
…今の、なに？もしかしてこの話題地雷だった？それか俺の聞き方が不自然すぎたか？
「基本的には日光を浴びたくないとか何とかって言って、あんま出えへんけど……何で？」
『いや、ニートってそういうイメージだったから……な、なあまーしぃ！！』
「え？あー、そ、そうやね」
あは、あはははは。
ぎこちない乾いた笑いを二人でセンラに向ける。何だか変な汗が出てきそうだ。
ちらりと坂田の方を見ると、あいつは何も分かっていないようでぽけっとメニューを見て「これ美味しそ〜〜」なんて呟いている。
「てかセンラ的にはどうなん？？」
「え、何が？」
「Aさんを極力外出させたいとか……そういうのはないん？」
まーしぃの良すぎる質問に俺もうんうんと頷く。
センラはまた悩んだ様な仕草をして、自分の前に置いてあった水を一口飲んだ。
コップを置いた時に彼の瞳と目が合って、思わず肩が揺れた。
「……そう、やねえ。どちらかといえば……」
外には出したくないかな。
センラがそう言った直後に、個室の襖が開かれた。
店員の方が「失礼します」と呟いて牛タンが数十枚乗った皿をテーブルの上に置かれる。
「あ、ありがとうございまーす。ほら坂田、牛タン来たで」
「やった〜〜センラ焼いて〜」
「ええ？しゃあないなあ」
何事も無かったかのように肉を焼き始める彼に、俺は酷く惑わされた。
さっきの言葉はどういう意味なのだろう。あの鍵と関係はあるのか？それとも特に意味も無く言ったのか、どちらかだ。
「うらたんもまーしぃも、ぽけっとしてないで焼くの手伝ってや〜」
『あ、ああ、うん』
この日はしばらく心臓が煩くて、センラの顔もロクに見れなかった。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年3月17日 0時) (
レス) @page14 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
美麗 - 100票目もらいました！wこの話めっちゃ好きですwあ、押した星は一番右ですよ？めっちゃ更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年3月18日 19時) (レス) id: 898ecf2a8e (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる先生。 - この作品はヤバい。面白すぎる。センラさんが少し病み気味なのバチくそ好きですね(hshs)私はログインできないのでお気に入りは出来ませんが…一番右のお星様は押します！更新頑張ってください！ (2020年10月31日 20時) (レス) id: 1f53132dc8 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(名前募集中)(プロフ) - 早くみたすぎる。ニヤニヤしておきます (2020年10月27日 17時) (レス) id: 71be53c310 (このIDを非表示/違反報告)
*茉莉花*@かばやき(プロフ) - 続きが気になります*^^*お気に入り失礼しますね〜 (2020年10月25日 9時) (レス) id: 040119bf1f (このIDを非表示/違反報告)
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