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私は、急いで男バレの体育館へ。
岩泉｢おう！A！｣
｢はぁっ、はぁっ、岩泉さん！｣
この人は、北一の時からの先輩、岩泉一。
及川｢どうしたの、息切らしちゃって｣
｢徹。私、正セッターになった！｣
及川｢へぇ〜、すごいじゃん｣
岩泉｢おう！！すげぇな！！お祝いだな！！｣
｢はいっ！！｣
及川｢でもまぁ、この及川さんの弟子だし？正セッター位にはなってもらわないと。…飛雄も、烏野で正セッターらしいよ｣
｢！！！｣
徹はいつもそう。
本気で褒めてくれたことなんて無い。
褒められたくてやってる訳じゃないけど、
認めて欲しいって、どこかで思ってる。
岩泉｢クソ及川！なんで、Aのことを褒めてやらねぇんだ！あの無名な北一の女子バレー部を全国に導いたんだぞ！｣
及川｢だから！この及川さんが教えてるから、当たり前でしょ！｣
岩泉｢Aの実力だべや！！！｣
あー…また言い合い。
国見｢凄いじゃん｣
｢国見……｣
金田一｢これで、はじめの一歩、だな｣
｢金田一……｣
国見｢俺は凄いと思う。自信持って｣
金田一｢そうだよ！東北1の女子セッターって、名を轟かせてんじゃん｣
北一の同級生 国見英 と 金田一勇太郎。
中学最後の試合、影山を拒んだのが、主にこの2人。
でも私にとっては、ライバルであり、仲間だから。
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作者名：星藍 | 作成日時：2024年3月24日 21時
