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そして本日の練習は終了。
影山｢A、悪ぃな｣
｢徹に言われたんでしょ｣
影山｢は！？｣
｢スパイカーが欲しいトスに、100％応えようとしたの？って｣
影山｢お前、なんで知ってんだ…｣
｢徹の甥っ子、居たでしょ。その子が言ってたの｣
影山｢あぁ、そういうこと……そうだよ。んで、烏養さんと話したんだ。スパイカーの最高打点で止まるトス｣
｢え？ん？ボールが止まる？｣
烏養｢ああ、つまりだな。今までの変人速攻は、日向の打点を通過するトスだったろ｣
いつの間にか、烏養コーチが来ていた。
｢こう、日向の手を過ぎて斜め上に、ですよね？｣
烏養｢そう。それを、日向の打点で、勢いを殺す。つまり、その場に落ちるような感じだ。回転のかけ方が難しくなって、距離が遠くなればなるほど、難しくなる。ただ、日向には一瞬の余裕が生まれる。選択肢が広がるんだ｣
｢なるほど。影山、飛んで。烏養コーチ、見ていてもらっていいです？｣
烏養｢ああ｣
谷地｢いきまーす！｣
多分、烏養コーチが言いたいのは、このトスだ。
｢影山、飛びたいとこに飛んで。ボールに合わせなくていい。私が合わせる｣
影山｢はぁ！？いきなりできるかよ！｣
｢それをやってのけたのが、あんたらでしょうが。いいから、飛んで｣
やっちゃんのボールの落下地点に入る。
影山を目の端で追って、
トスを出す。
そして、影山の打点で止める。
影山｢！！！｣
シュバン！と、相手のコートに落ちていた。
烏養｢それだよ！！それ！！｣
影山｢すっげえ、打ちづれぇ｣
｢だから、日向は凄いんだよ｣
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作者名：星藍 | 作成日時：2024年3月24日 21時
