番外編 �� ページ44
快斗side
「なっ、」
なんだこれ。
朝中々起きてこねぇAを起こしに行ったら…
Aが、
縮んでる…？！？！！
「A？」
声を掛けるとビクリと体を揺らし即笹と椅子の影に隠れる。
「…とーいちさん、どこ？」
怯えた目でこちらをみる。
「快斗君に似てるおにーさん。とーいちさんを知りませんか…？」
おずおずと、小さな声で俺に聞く。
つか、快斗君って、……懐かしい…。可愛い。
俺はAの目線に合わせしゃがむ。
「おやz…じゃなくて盗一さんは今出てるからおにーちゃんと遊ぼっか？」
「……か、快斗君は？」
また中森さんのお家？と、きょとん顔で。
な ん だ こ の て ん し ！ ！
「おー、そーだぜ。俺は盗一さんに頼まれたんだよ。A君と遊んであげて、って。」
何故こんな嘘をつくのかと言うと……
Aの混乱を避ける為だな！！
すると、ほんとに…？とこちらと目を合わせてくれる。
あら、この子しっかりしてる。
「おいで？」
両手を広げてみる。
と、Aは俺の手をつついてる。
石橋は叩いて渡るタイプだな、さては。
ここで、捕まえたっ！ってぎゅーしたら大泣きされる？
小さな足でとてとてとこちらに近付いて、
俺に飛び込んでくる。
あ、俺多分今日命日だー。と思いながら抱っこする。
ーーーーーーーーー
「つーわけなんですよー。」
「なんで僕の所に連れてきた？」
「可愛すぎません？ちょっと自慢したくて。」
俺はAを連れてポアロへ来た。
安室さんにこの可愛い天使を自慢したかった。
「えーっと、A君は何食べたい？」
「いちごの匂い…」
どうやら安室さんは元よりAにいちごタルトをあげるつもりだった様だ。
「どうぞ。」
キラキラした目でいちごタルトを見つめるA。
くそ、これには勝てねぇ…。
「いただきます。」
Aは1口食べると、すっげぇ可愛い笑顔になる。
「美味しいです！！」
はーーー？？？何この子天使？？
つか安室さんはこの笑顔を毎回見てるわけ？？
許せねぇーーー。
「はい、快斗君も。」
「あれ俺も？」
「こんな良いものを見せて頂いたお礼です。」
安室さんはそう言ってにっこり笑った。
耳がほんのり赤いのは見なかった事にしてあげよう。
にしてもこのいちごタルトまじ絶品すぎ……。
* `★・*☆` ・☪☽°☆・°:** `★・*☆`
nanoka(*´∀｀)さん！如何でしたか…？私はひたすら平和的でとても書きやすかったです！！
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沢 - めっちゃすごいです―ーーー、一気読みしてしまいました！これからのお話も頑張ってください！！応援してます。 (2021年1月5日 11時) (
レス) id: 9cb9dbbd4b (このIDを非表示/違反報告)
美術部 - ヤバイ、一気に読んじゃいました・・・もっと早くにこの作品に出合いたかったけど、読めて最高に嬉しいです！この小説を書いてくれた作者様、本当にありがとうございました！ (2020年8月15日 18時) (レス) id: dfab0f562e (このIDを非表示/違反報告)
とく - 最後まで読ませて頂きました。ひたすらに最高でした。リアルタイム(?)では見れませんでしたけど、この小説見つけられてよかったです！ありがとうございました。 (2020年5月1日 14時) (レス) id: 7ea0d5ffd3 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの匿名 - オメガバース…知ってたんですね……めっっちゃ気が合いそう！！(小並感) シリーズ1から読ませていただいてます！素晴らしい語彙力だと思います。その語彙力10分の9ください() (2019年5月26日 19時) (レス) id: 16bc441f1e (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - 吸血鬼LOVE♪さん» いざ文字に起こされると恥ずかしいですね…笑笑 でもわざわざコメントありがとうございます！！！自分でも「え、ここでちゅーしていいの？」と自問自答しました笑笑 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 8b1dfa966a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2018年6月23日 1時
