夢の中のエイン (ページ32)

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31.お届けものはこちらにページ32

※You side.

〜♪♪♪♪〜

「ん？リョウタ？」

スマホに表示されたのは今、忙しい時間であろうリョウタだった。

RT「もしもし？ごめん、急だけどさ、チークの17番事務所に残ってない？」

17番…さっきの！

「あるよ！届けようか？」

RT「ん、助かる。俺のチャリ使っていいから」

「わかった。すぐ行くね！」

私は事務所を急いで出た。

※Mingyu side.

どうやら、俺に合わせようと急遽追加で用意していたチークを忘れたらしい。

ハルさんは妥協したくないらしく、チークのみを残して待ってほしいと言われた。

事務所も近いようで、10分もかからないそうだ。

SG「ミンギュヒョン！今日の僕、イケてない！？」

MG「おースングァナ、いい感じ！」

スングァナは、流石ハル先生♡と何度も鏡の前でポージングしている。

あ、ディノまで一緒になってるww

そんな可愛い弟たちのやり取りを微笑ましく見ていると、コンコンっとノック音の後に少し小柄な女性が息を切らせて入ってきた。

「失礼します！NEIGEから参りました、ヤマモトです！」

高過ぎるとか低過ぎるとかの特徴的な声ではないけれど、

とても透き通った柔らかい声がものすごく耳に残る。

HR「はーい、こっちよ〜！ありがとうね、

　 A〜♡」