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MH「夢ってね、潜在意識で繋がってるんだって」
潜在意識とか考えた事もなかった俺は静かに聞いていた。
MH「夢って、普段自分が感じてる事や願望が無意識のうちに形になる事なんだって。
イメージする事でより強い形になって、脳から周波数が出て周りの人とその周波数が合うと夢を共有する事があるらしいよ?」
MG「え、つまり…どゆ事?」
MH「難しいよねww つまり、ミンギュがAちゃんに会いたい、触れたいとずっと願っている事がAちゃんに届いてる可能性があるって事!
本当は近くに居る方が同調しやすいみたいなんだけど…頭ぶつけたって言ってたでしょ?
もしかしたら、それが引き金になってるのかも」
MG「え、じゃあ、本物のAもこの夢を見てるかもって事…?」
MH「うん。しかも、ミンギュがAちゃんを見つけたから、多分、現実味が増すんじゃないかな?」
MG「確かに…昨日のAは前よりも大人っぽくなってた気がする!」
MH「本当は現実でも夢に近付けるように同じ状況を作るとかの努力はした方がいいみたいだけど、彼女がどこに居るかはわからないから難しいね。
触れてはいないからそこのイメージも出来てないんだろうし。
…まぁ、僕も本で読んだ知識だからどこまでがとかはわからないけど」
ミョンホは立ち上がるとカーテンを開けた。
外はだいぶ明るくなっていた。
MH「羨ましいと思ってるよ。僕には夢にまで見て繋がりたい人はまだいないから」
そう言って微笑むミョンホを見て、
あぁ、俺の話を信じてくれてるんだなと思った。
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作者名:chuka | 作成日時:2022年5月6日 12時