夢の中のエイン (ページ24)

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23.お願いだから醒めないでページ24

笑顔の彼が私の前までやってくる。

前に会った時と変わらない、キラキラとエフェクトがかったような笑顔。

ソファーに腰掛けて、

MG「こっちおいで」

と口を動かして、自分の隣をポンポンと叩く。

これはあの動画サイトで見た無邪気なミンギュくんとは違って、落ち着いた大人の男性的な仕草の方だ。

MG「久しぶり。元気にしてた？」

ノートに書かれた文字は相変わらずで、
嬉しさで頬が緩む。

「元気だよ！ミンギュくんは？」

MG「俺は仕事が忙しくて、寝るのも明け方とかばっかりだったよ…
全然来れなくてごめん」

「ううん！大変だね。身体壊さないでね…」

MG「ありがとう！」

いつも通りのたわいもない会話や自分の周りにあった話を一通り書き終わると、ミンギュくんは少し考えてまたペンを走らせた。

MG「今、大きなプロジェクトで毎日大変なんだけど、すごく充実してる」

「そっか…頑張ってるんだね！」

MG「うん。でも、やっぱり疲れる！

…Aに癒してほしいな」